出版社内容情報
昭和初頭、東京に生れ育った庶民の子供たちの幼年期から軍国少年に至る過程、突然迎えた敗戦に戦後の生活─自分史を辿りつつ激動と昏迷の時代を綴る画期的昭和史
内容説明
昭和初期に生れた男児、つまり昭和の“長男”たちは、ぼくは軍人大好きよ…と歌って大きくなった。幼いながらお国のために尽そうと頑張ったのだ。そんな長男のひとりである著者が、自分史を辿りつつ、激動と昏迷の時代を浮彫りにして“喉元過ぎて忘れた熱さ”を発掘、画期的なお父さんの昭和史を誕生させた。
目次
出生篇
日暮里篇
蒲田篇
高円寺・良寛篇
小学校篇
初恋篇
村沢先生篇
相撲メン鯱の里篇
芸能的環境篇
父の血篇
道塚篇
中学校篇
国領先生篇
海軍兵学校篇
「死」と空襲篇
復員篇
ギンシャリと芸能祭篇
青春多忙篇
青春混沌篇
俳優志望篇
年表篇