文春文庫
危険なマッチ箱―心に残る物語 日本文学秀作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 405p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167174156
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

文春文庫創刊35周年特別企画の短篇アンソロジー。今回の選者は石田衣良さんです。「小説は『おもしろさ』をなによりも大切にしなければいけない。それこそ小説の命なのだから」。そう断言する石田さんが選び抜いた14篇は、小説のもつ危険とおもしろさが横溢するラインナップ。

内容説明

石田衣良氏が選び抜いた14篇。石川淳、星新一、井伏鱒二、吉田健一、山川方夫、山本周五郎―石田ファンはもちろん刺激的な読者体験を求めているすべての方々に贈る、危険とおもしろさが横溢した作品群。

著者等紹介

石田衣良[イシダイラ]
1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。97年、「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。受賞作に続篇3編を加えた『池袋ウエストゲートパーク』(文芸文庫)でデビュー。03年、『4TEEN』(新潮文庫)で第129回直木賞を受賞。06年、『眠れぬ真珠』(新潮文庫)で第13回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

37
皆さん良い印象の感想ばかりでしたので、ちょっと躊躇しましたが、正直に記します。 石田衣良さんは好きな作家さんなので楽しみに読み始めました。 しかし最後まで我慢して読んだものの、私には合わない作品ばかりでした。 ただ、最近読書モードでなくなりつつあるので、そんな消極的な読書姿勢が悪かったのかもしれません。2014/11/13

30
心に残る物語 日本文学秀作選シリーズ5冊目。石田衣良氏が選び抜いた14編。星新一、江戸川乱歩、川端康成、山本周五郎、芥川龍之介などなどあじわい深い短編ばかりです!2015/02/16

あつひめ

27
日本文学秀選作シリーズ。選ぶ人によって集められる作品の作風は様々。石田さんの選んだ作品は過去の作家さんでありながら作品が煤けていなくて今でもみんなの記憶に残る人ばかり。ところどころに古いはずでありながら新しい空気が流れている。現代の日本の小説の原点のよう。きちんと作品を読んでいない人ばかりだったのでまた読みたい本が増えてしまった。2011/02/20

Fondsaule

21
★★★★☆ 石川淳「紫苑物語」、色川武大「ふうふう、ふうふう」、西東三鬼「神戸」より第九話「鱶の湯びき」、星新一「おーいでてこーい」月の光」、井伏鱒二「朽助のいる谷間」、斎藤緑雨「眼前口頭」他より 、吉田健一「饗宴」、岡本かの子「鮨」、江戸川乱歩「防空壕」、川端康成「日向」「写真」「月」「合掌」、内田百間「東京焼盡」より第三十八章、第五十六章 、山川方夫「昼の花火」、山本周五郎「大炊介始末」、芥川龍之介「侏儒の言葉」より。 石田衣良さんが選んだ作品集。 井伏鱒二、山本周五郎がよかった。2022/04/23

ミカママ

8
えーなにこれ、石田衣良の作品だと思って買ったのに~と不満ながらも読み進めました。本当に現代の日本文学を作ってきた大御所の作品ばかり。私も山本周五郎作品が一番好きでした。普段は文学賞の名前としか知らなかった作家さんたちの小品が読めてラッキーでした。2012/12/30

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