内容説明
初めて民間から皇室に嫁ぎ、苦悩の連続だった美智子さま。「宮中某重大事件」を乗り越えて、婚約から結婚まで6年もかかった良子さま。昭憲皇太后から雅子さま、愛子さままで、最も注目を集める女性皇族7人の軌跡をたどる。文庫化に際し、紀宮さまについての秘話満載の書き下ろしを新たに37ページ追加。カラー写真多数収録。
目次
第1章 紀宮清子内親王
第2章 敬宮愛子内親王
第3章 大正天皇御生母―柳原愛子
第4章 昭憲皇太后―一条美子
第5章 貞明皇后―九条節子
第6章 香淳皇后―久邇宮良子女王
第7章 皇后陛下―正田美智子
第8章 皇太子妃雅子殿下―小和田雅子
著者等紹介
渡辺みどり[ワタナベミドリ]
東京都生れ。早稲田大学卒業後日本テレビ放送網入社。80年、ディレクターとしてドキュメント番組「がんばれ太・平・洋新しい旅立ち―三つ子十五年の成長記録」を制作、日本民間放送連盟賞テレビ社会部門最優秀賞を受賞。その間、数々の皇室特番を手がけ、報道局エグゼクティブ・プロデューサー、副理事として活躍。文化女子大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
19
紀宮清子内親王の章以外は既読だと思いました。紀宮の学習院初等科の同級生がお人柄をたたえていたことを思い出しました。2025/02/13
ふたば
11
以前に読んではいるもので感想が書いてなかった。 このところ、特にある特定の宮家を狙ったバッシング記事を見かけるような気がする。自分には真摯に公務に邁進しておられるように感じられるのだが… いろいろ勝手な憶測記事が出る理由は何なのだろう。誤報や裏の取れないいかさまっぽい記事には辟易するよ。時々目に入る口ぎたない物言いのコメントには気分が悪くなる。 公的な記事については、情報源を見直して、余計な情報や誤りを世に出さぬよう、願いたい。大体、ホントの関係者は口を開かんだろうに… 関係者ってあらかた皇室記者じゃん。2024/12/30
Wisteria
5
面白かった!あまりにも遠く雲の上の存在である方々なので、逆に今まで関心が低かったかもしれない。こうしてお一人お一人の物語が紐解かれると、強さと繊細さを持ち合わせた女性ばかり。心乱れる日もあったでしょうに特に黒歴史もなさそうだし。嫁姑問題をもっとハッキリ書いてくれると気持ち良かったんだけど、中途半端な匂わせで終わっている。書くか書かないか、どっちかにしてほしかった。2018/02/24
ゆうゆう
2
日本の旧家。嫁いでくるのも、暮らすのも、嫁に出るにも、何かと苦労があった事でしょう。近現代の天皇、どちらかというとワイドショー要素多く感じていた=知っていると思ったが、色々と知らない事が多かった。2013/12/23
shobonyan
1
明治、大正に生きた女性皇族の姿を知ることができてよかった。またp.177の美智子さまの言葉など心に響く言葉もあった。ただp.84など自画自賛な記述や、p.87など男性を小バカにするような記述が所々にあり、読みの妨げになった気がする。 2012/02/08