出版社内容情報
ペリー来航の真の理由、戦艦陸奥爆沈の秘話など、歴史小説に新しい世界を拓いた著者が、取材の過程で発見したとっておきの歴史話
内容説明
鎖国の日本に憧れて単身渡来した変わった米国人、多数の犠牲者が出たトンネル工事の悲劇、脱獄の天才のこと、戦艦の自爆のなぞ、逃亡し続けた蘭学者の足跡、大老襲撃にひそむ真相。歴史の裏面に埋もれた事実を掘り起し、多くの傑作小説をものしてきた作家が、小説には書けなかったさまざまな秘話を披露する興味津々の随想集。
目次
第1章 探りあてた事実(鯨が日本を開国させた;水を吸いつくした魔のトンネル;脱獄の天才 ほか)
第2章 北国への旅(マクドナルドの上陸地;苫前への5年目の旅;小樽の丘に立って ほか)
第3章 小説を書き上げるまで…(小説の映画化;闇の中からの声;プロペラと箒星 ほか)