出版社内容情報
節分の豆撒きの最中に起きた人殺し、現場から鬼の面をつけた男が逃げた。「かわせみ」の面々が東奔西走の人情捕物帳、表題作他七篇
目次
夕涼みの女
大川の河童
麻布の秋
忠三郎転生
雪の夜ばなし
鬼の面
春の寺
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビグ
18
シリーズ13。様々な進展がありとても楽しめた。東吾の近しい友、天野宗太郎が麻生家の七重と祝言。そして、この先東吾とるいの結婚も兄の通之進が認めて進む気配。ここまでたどり着くのに13巻。祝言までにはもう数巻か。このシリーズは捕物、人情話が主題で進んでいくが、かわせみの面々や取り巻く人々、そしてるいと東吾の恋愛物語でもあり長く続き愛された理由がよくわかる。この先もゆっくり堪能しよう。2023/09/29
椿
6
再読。御宿かわせみシリーズ第13作。天野宗太郎と麻生七重の祝言がめでたいよ〜。清水琴江さん登場。東吾って、女性関係、よく流されてるよね〜。こうゆうところ、ホントにやだな〜。2014/11/28
なちょす
3
こんなシリーズがあったのか~。地味だけどじんわり暖かくなる時代小説。ミステリーも恋も、エンターテインメントはしっかり押さえてる。「雪の夜ばなし」がお気に入り。鬼平犯科帳とか読んでみようかな。2015/03/21
彩乃
3
かわせみシリーズの中でもトップレベルの悪人、忠三郎が年貢を収めましたね。七重さんと宗太郎さんが無事ご結婚される話もあります。そしてその結婚式の日に、東吾の将来に関わる重大な出来事が。うまい伏線作りですよねー。2010/11/27
純白天使
2
幸せ事が重なった半面、悲しい話はとことん悲しい…2014/05/17