文春文庫 春の砂漠〈下〉

平岩 弓枝【著】

文藝春秋（1991/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 366p／高さ 16X11cm
• 商品コード 9784167168513
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

複雑な愛憎の中で育った美しき異母三姉妹。北アフリカの砂漠に束の間の春を迎えて咲く花の如く、華やかにさびしい彼女たちの人生

内容説明

鏡子は夫・頌一郎と妹・香代の不倫の現場を目撃し、思いつめていた。その矢先、頌一郎が自殺を図る。一方、俵介と理想的な家庭を持ったはずの秀であったが、香代の誘惑に乗った夫に、夫の親友に惹かれていく自分に気づき、夫婦の仲が終わりに近いことを感じていた。俵介には、三姉妹の本当の胸の内がどうしても掴めなかった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[James Hayashi]

爽やかな印象のタイトルからは全く異なるストーリー展開。まるで呪われているかの様な三姉妹であり、結末にも驚かされた。読後感は脱力。。。

2019/12/12

[勇ましいチビのノリ公]

どんどん泥沼化していく物語。登場人物全員にきちんと役割があり、なんとなくいるだけの人がいないのがスゴイ。親友今井の意外な行動にびっくり。昼ドラより勢いある展開かも。

2011/02/01

[Akiko Kobayashi]

最後にみんなサヨウナラ～ヽ( ・∀・)ﾉっていうのはどうかと(笑)

2017/12/21

[ななめ]

ひでほどイラつく登場人物はいない

[ぽかりんこ]

三姉妹に振り回された男達が面白い。

2016/08/16