出版社内容情報
千グラム足らずの未熟児が、幾度かの危機を克服し、奇蹟的に育った。嫁姑の葛藤をのりこえて一つの小さな命を守る涙と感動の傑作
内容説明
千グラム足らずの未熟児が、幾度かの危機を脱して奇蹟的に育ち、ついには運動会の花形になるまでを描く涙と感動の物語である。一つの小さな命を守るために、嫁と姑、家族間の葛藤や口さがない世間の誤解を一つずつのりこえてゆく勇気と努力―母として主婦として、書かずにはいられなかった作者の思いがほとばしる生命讃歌。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そる
18
これは、高校生で読んだと思います。専門学校への入試に際して面接の練習でこの本の感想を話した記憶があります。 これは、300g代で生まれてきてしまった赤ちゃんとそのお母さんや取り巻く家族の話。泣いたような記憶もあります。300g程度で生まれて良く生きたなぁ、と思います。
あられ
2
なんとも世代を感じた本だった。“おしん”に代表される耐えてなんでもこなす女性像というのは、このころの理想像だったのだろうか?長男、次男の関係や、今に通じる問題もあるけれど、こと生きざまとしての女性に「古いんじゃない?」という感想が沸き上がるのを止められなかった。でも、古い時代の物語としてとらえれば、この本はとても面白かった。しかし1000グラム無い未熟児を湯たんぽを入れた段ボールに寝かせ保温してしのごうって、昔はやっぱり荒っぽいなあ…よく育ったものだと赤ん坊の生命力に脱帽する。2018/03/10
まゆみ
1
女、妻、母としての喜怒哀楽。2018/10/17
masayukimi
1
1985年5月読了
くりあんこ
0
若い頃に1度読み、読後記録に◎を付けていました。最近古本屋で見つけたので再読しました。あらすじに書いてあること以外忘れていましたが、時代は変わり古くさく感じましたが、子を持つ親の気持ちはいつの世も同じ。今回も感動し何度も涙しました。2020/12/12