出版社内容情報
娘は妻ある人を恋し、夫は秘書とオフィスラブ、弟は友人の妻と不倫の仲で……貞淑な主婦が四十をこえて迎えた波瀾万丈を描く長篇
内容説明
大学生の娘は妻ある人を恋し、エリート部長の夫は秘書とオフィスラブ、テニスコーチの弟は友人の妻と情事を重ね…。混沌の現代風俗を鋭く捉えて、貞淑な主婦が40をこえて迎えた波瀾万丈を描く傑作長篇。またこの小説の副主人公は「ワイン」。物語の中でワインは重要な役割りをつとめて、著者のワイン“うんちく”が楽しめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
13
小学生くらいで一度多分読んでいる(と思う)。小学生が読んじゃいけない内容だった……。ある一家を中心としてくんずほぐれつ不倫の話。家にあった本をなぜか読み返してみた。23,4で嫁き遅れとか、大学を卒業しても就職しないとか、種々のイベントごととかバブリーな匂いがしています。親に確認したところ、そんなことはなかったとのことで、やっぱり成城のお嬢さん主婦が主人公なのが原因なのか~、と全く異次元のファンタジーとして読みました。結構下巻はすごい内容だったような気がするのですが、なぜか見つからなくなってしまいました……2011/10/12
ミカママ
9
いかにもTVドラマの脚本になりそうな内容。実家が成城と軽井沢に家を持ち、著名テニスクラブを経営、弟と恋人はスターテニスプレイヤー、夫は一流会社(ヤマハか?)でヨット設計に携わる・・・ね。バブル以前の時代だと思うけど、時代設定の古さはいなめない。2013/01/06