内容説明
いかがわしい美容器械から漂うオゾンの匂いがきっかけで、私の脳裏に蘇った幼馴染みの面影。幼少の一時期を過ごしたあの小さな村で、唯一の遊び相手だった花奈子。やがて家の火事で両親は焼死、私は村を離れた―。蘇った記憶に導かれ、再び村を訪れた男が見たものは!?表題作など粒揃いのホラー12篇。
著者等紹介
高橋克彦[タカハシカツヒコ]
昭和22(1947)年、岩手県盛岡市に生れる。早稲田大学商学部卒業後、美術館勤務を経て、58年「写楽殺人事件」で第29回江戸川乱歩賞を受賞。その後、61年「総門谷」で吉川英治文学新人賞、62年「北斎殺人事件」で日本推理作家協会賞、平成4年「緋い記憶」で第106回直木賞、12年「火怨」で吉川英治文学賞を受賞
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