文春文庫<br> 幕末に生きる

文春文庫
幕末に生きる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167157111
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0195

出版社内容情報

桜田門外の変で聞こえた一発の銃声の意味するものや、生麦事件の真犯人の論考など、幕末という時代の生の姿をつたえるエッセイ集

内容説明

桜田門外の変で聞こえた銃声は襲撃の合図だっただけでなく、井伊直弼襲撃にも使われ、直弼の体に命中していたかも知れない―。生麦事件でのリチャードソン殺しの真犯人は犯人とされた奈良原喜左衛門ではなく、弟の幸五郎であった―など幕末という激動期に生きる人々を、稠密な考証と卓絶した史眼で活写したエッセイ集。

目次

第1部 江戸に生きる(孤独の老武士;江戸の赤猫さま;桜田門外の銃声;対外摩擦における「ハラキリ」考;生麦悲聞;家茂と二人の女性;テレビへの気くばり;戊辰の逃亡者 ほか)
第2部 幕末に生きる(上杉鷹山の養子哲学;海の壁を破る;戊辰変乱―義と怨と;攘夷からの解放 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコ虎

7
幕末の動きがエピソードを中心にコンパクトに描かれている。つまみ食い歴史語りというべきか。通史よりも簡便で面白く、更に深く勉強をしたくなる。蘭癖大名重豪から斉興、斉彬、久光までの薩摩藩の動きは、お由羅騒動の裏の斉興と斉彬の間の凄まじい対立が簡潔に描かれる。京都守護職に推された会津藩松平容保の悲劇も簡潔だが勘所を突いて読ませてくれる。またまた幕末関連の本を読まなくてはと思ったのであった。2017/04/19

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