出版社内容情報
桜田門外の変で聞こえた一発の銃声の意味するものや、生麦事件の真犯人の論考など、幕末という時代の生の姿をつたえるエッセイ集
内容説明
桜田門外の変で聞こえた銃声は襲撃の合図だっただけでなく、井伊直弼襲撃にも使われ、直弼の体に命中していたかも知れない―。生麦事件でのリチャードソン殺しの真犯人は犯人とされた奈良原喜左衛門ではなく、弟の幸五郎であった―など幕末という激動期に生きる人々を、稠密な考証と卓絶した史眼で活写したエッセイ集。
目次
第1部 江戸に生きる(孤独の老武士;江戸の赤猫さま;桜田門外の銃声;対外摩擦における「ハラキリ」考;生麦悲聞;家茂と二人の女性;テレビへの気くばり;戊辰の逃亡者 ほか)
第2部 幕末に生きる(上杉鷹山の養子哲学;海の壁を破る;戊辰変乱―義と怨と;攘夷からの解放 ほか)
感想・レビュー
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- 和書
- 愛才