文春文庫<br> 主婦の休暇―エッセイベストセレクション〈3〉

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文春文庫
主婦の休暇―エッセイベストセレクション〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167153496
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

主婦の浮気問題、魅力ある男の家庭、世間的つきあいの真髄から原発問題まで、冴え渡るお聖さんの考察が楽しい復活エッセイ第三弾!

ええ女は、明敏にして、ちゃらんぽらん!?

主婦の浮気問題、魅力ある男の家庭、世間的つきあいの真髄から原発問題まで、冴え渡るお聖さんの考察が楽しい復活エッセイ第三弾!

内容説明

「女は、子供か金あったら、男要らんのん、ちゃうかしらん」「どうもそんな感じですね」「男は、どうしても女なしでは生きていけん種族」「それはある、たしかに」明るく暖かな女たちと、威張りつつもいじらしさを湛える男たちがともに楽しく生きる。読めば読むほど、この世で息がしやすくなる極上エッセイ。

目次

女が叱る
ボケる
どっちかといえば
ワルについて
現代イモ考
日本橋方丈記
キングコング
女のシングルライフ
私とクラシック音楽
主婦の休暇〔ほか〕

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年大阪生。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞受賞。軽妙洒脱でユーモラスな小説を主体に歴史エッセイ、評論など幅広く活躍。87年「花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女」で女流文学賞、93年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞受賞。95年紫綬褒章受章。98年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で泉鏡花文学賞、井原西鶴賞、99年読売文学賞受賞。2000年文化功労者。03年「姥ざかり 花の旅笠―小田宅子の『東路日記』」で蓮如賞受賞。「田辺聖子全集」(全24巻・別巻1)の完結により、06年度朝日賞を受賞。08年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

67
気持ちよく最初から最後まで読むことができます。それはやはりおせいさんとカモカのおっちゃんの距離感が心地よく楽しいからでしょう。明るくてあたたかい女性、威張りながらも弱さをも持ち合わせてる男性が生き生きとしてる姿が伺えるのです。社会を批判しつつ、大阪弁で柔らかくしているのもいいですね。生き方を教えてくれるようなところもあります。おせいさんは憧れずにはいられない存在ですね。2018/11/20

優希

65
面白かったです。カモカのおっちゃんの存在が微笑ましく、恋人とも友人とも違う関係が相変わらず楽しいと思わされました。鋭く社会を指摘しながらも、大阪弁で柔らかな印象にしているのもおせいさんならではですね。楽しく生きる秘訣を教えてくれるような雰囲気がありました。2018/04/28

Miho Haruke

3
週刊文春の人気エッセイ「女の長風呂」の選り抜きを、「女は太もも」、「やりにくい女房」、本書として再々文庫本化したもの。根っからの庶民精神、鋭い指摘を、柔らかに面白く伝えるのは、確かに筆者のたおやかにしてボテボテの大阪弁なのだが、こうしたじぶんたちの言葉=文化を持たない東京のイナカモン三代目は、うらやましいなと指をくわえて見るばかり。でもズルいなと思うときもある。僻みか。2013/06/07

さらさら

2
教科書とかに載ったらいいのになあと思うくらい面白かった。本質をついているというか。2019/04/23

スリカータ

2
かなり昔のエッセイだったのですね、知らずに読み始めました。カモカのおっちゃんが健在で、ドラマ芋たこなんきんの世界そのものでした。2013/07/15

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