文春文庫<br> 女は太もも―エッセイベストセレクション〈1〉

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文春文庫
女は太もも―エッセイベストセレクション〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167153472
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ここまで赤裸々!? 男女のエロ話は深くてあったかくて為になる。名物連載15年分から選りすぐった笑いと興奮のベストエッセイ。

内容説明

「汗かいてがんばってる男に、あまりよくないとありのままにいうことは、情において忍びない」そんな心やさしき女の本音、男のカラダの哀しき事情、達人たちの心に染みるエピソード。成熟した男女が酒を飲みつつ交わす、センスとユーモアに満ちたやりとりが楽しくためになる、アチラ方面満載の絶品エッセイ集。

目次

女のムスビ目
いらう女
愛のオシバイ
男の欲望
女の性欲
淫風
潜在願望
四十八手
子供より男
セーラー服の女学生〔ほか〕

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年大阪生。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞受賞。軽妙洒脱でユーモラスな小説を主体に歴史エッセイ、評論など幅広く活躍。87年「花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女」で女流文学賞、93年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞受賞。95年紫綬褒章受章。98年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で泉鏡花文学賞、井原西鶴賞、99年読売文学賞受賞。2000年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

66
下ネタです。ほぼ全編、下ネタです。なのに不思議と下品ではない。なぜか。筆致に軽さがあるからである。ユーモアがあり、逆にイヤミがないからである。おおらかさがあるからである。教養があるからである。カモカのおっちゃんとの丁々発止のやりとりも、どこか余裕がありお互い様と許し合う様子があるのだ。昨今のフェミニストなんぞとは人間の幅が違う。男と女にどこまでも理解し合えないところがあることを承知しながらも、違うからこそ愛おしみ、許すのだ。違いを認め、お互いに相手を追いつめないという態度こそ知性であり、教養であろう。2023/01/27

Shoji

53
男女の性差というか感性の違いを面白おかしく綴ったエッセイです。男と女がまだ恥じらいを持ち、奥ゆかしい時代に書かれた一冊です。楽しく読むことができました。タイトルがなんともいい!2018/11/22

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

41
週刊文春に連載されていた『女の長風呂』→『イブのおくれ毛』からのベストセレクションエッセイ集1。この1は、どうやら下ネタ系らしい。下ネタといっても田辺聖子さんが書くから、サラリとして軽妙酒脱。下心無しでこんな下ネタを楽しく話しながらお酒の飲めるカモカのおっちゃんみたいな男友達が欲しい!2015/01/29

団塊シニア

30
女性の視点から書かれた下ネタエッセイであるが全く下品ではない、むしろ人生の深みを感じさせる文章である。大阪弁を織り交ぜてるのでユーモアと知性が感じられ読後感は爽やかです。2013/04/14

双海(ふたみ)

24
思わず吹き出しました。「人のすなるカツラを我もかぶらんとビリケンあたまに打ちのせて恥ずかしげもなく町をのし歩き…」2015/01/12

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