出版社内容情報
男は何をいわれたら、コロリと落ちるであろう。殺し文句というのは何か─女性にとっての生き甲斐である男性を、敬意と好意をもって様々な角度から探求した随筆
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
76
面白かったです。男と女をテーマに書かれたエッセイ。男性と女性の違いが深く読み込まれていて哲学のようにも感じました。男性に言い寄る、所謂オトコの口説き方まで丁寧に描かれているのが笑えます。色々想像するのが楽しかったです。2016/08/03
パチーノ
6
ハードカバー。1977発刊。「小説新潮」に『一期のいろ夢』として1973年1月号から12月号まで連載されたものと、「婦人生活」に『女の漢方薬』として1976年1月号から12月号まで連載されたものを集めたエッセー集。大体において第一章が前者、後者が第二章とある。40年前に書かれた男性と女性の差異。個人的には主に「主婦」について書かれた第二章が一々頷きながら読まされて面白かった。最後の数篇『それが夫を蒸発させる』から『「…」は語る』が素晴らしい。カフェで女性同士の会話を聞きながら読んで思わずニンマリしました。2016/02/06
Yuka
0
男と女をテーマにしたエッセイ。 深い読みが哲学のよう。2015/07/10
ゴリゾウ
0
「ゴメンナサイ」とあやまることも、女にはあまりない。悪いと思っていても、何かかんか、理屈をこね、それを正当化しようとする。神サマが、女というものをそう作ってまわれたのだろう。(P116) #11861991/08/20