文春文庫
赤い月〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167152093
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

満洲に渡り酒造会社を大成功させた森田勇太郎。彼はいま、収容所の中で死に瀕していた。つかの間の妻子との再会。しかし非情な運命は、家族を永遠に引き裂く。一方で、氷室は変わり果てた姿で波子の前に現れる…。「日本人にとって満洲とは何であったのか」を問う渾身の名作。巻末に半藤一利氏との対談を収録。

著者等紹介

なかにし礼[ナカニシレイ]
1938年、旧満洲牡丹江に生れる。立教大学文学部フランス文学科を卒業。在学中よりシャンソンの訳詞を手がけ、卒業と同時に作詞家としてデビュー。日本レコード大賞、ゴールデンアロー賞音楽賞などを受賞した。ベートーヴェンの「第九」の訳詞、オラトリオ「ヤマトタケル」作詞・演出などクラシック分野でも活躍。また作家としても、著書に「兄弟」「夜盗」「さくら伝説」、訳書に「ラディゲ詩集」など多数がある。2000年「長崎ぶらぶら節」で第122回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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