出版社内容情報
一人は腕を切断されて軍籍を去り一人は切断されずに栄光の道を歩むという人生の明暗を緊密に構築した直木賞受賞作「光と影」のほか「宣告」「猿の抵抗」などを加えた秀作短篇集。解説・小松伸六
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoru
12
面白い。外科医でもある作者の短編集。表題作は、ほんの偶然で運命が分かれた二人が再会した後の展開が秀逸。運命が逆に作用していたら?と考えてしまいます。他では「宣告」が良いです。不治の病の告知がテーマ。2016/09/24
シンチャイナ
1
医療を主題に描いた4っの短編集。西南戦争で腕を負傷した大尉2人をとらえた、光と影、梅毒に感染した女のその後を描いた 薔薇連想が良い2018/01/11
けん
1
整形外科医で作家は、当時としては、珍しかったらしい。ノンフィクション?と思わせるほど、面白い。2015/05/06
発起人
1
読みやすく疲れない-渡辺淳一の第63回直木賞受賞作を含む短編集2006/02/21
きりだんご⭐️新潮部
1
●家にあるのを再読2011/09/10