出版社内容情報
家康にとって最も恐い敵は幸村だ。佐助をはじめ霧隠才蔵、三好清海入道などおなじみの連中が奇想天外な働きで徳川方を縦横に苦しめる。後藤又兵衛、木村重成も登場し大阪夏の陣へと波乱は高まる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
82
2009年38刷。字が小さいが、人気ではある。『真田三代』とは比べてはならない書物σ( ̄∇ ̄;) 2020/04/10
Willie the Wildcat
62
幸村を取り囲む個性的な面々。スピンオフによる奇想天外な展開。最期を踏まえた人生の全うの仕方、楽しみ方を因果関係と絡める。そして、著者の創造エッセンスが仕上げ。中でも『山田長政』の淀殿の件は印象的。決して否定もできないところが著者の才。『風魔鬼太郎』の因縁も、人の持つ暗。勧善懲悪のシナリオも、静かな終わり方が潔い。同様に『大阪夏の陣』での治長の最期にも、著者の思いを感じざるを得ない。(笑)2017/01/20
金吾
26
立川文庫は小学生の時にはまりました。この本も久しぶりに読んだため、真田大助以外の話は完全に記憶にありませんでしたが、読みやすい話であり史実を考えることなく娯楽本として楽しめました。特にシャムの話は夢があると感じました。2022/05/15
大竹 粋
6
久しぶりの大人向け歴史エンターテインメント文学を読みした。肩に力が入っていない、ちょっとアダルトで庶民の喜びそうなうわさ話を軸にエンタメしてる文章、錬三郎さんの真骨頂ですね。2014/08/18
むん
6
うーん、柴田錬三郎さんらしい真田幸村を期待して読み出したのだけれど、期待していた読み味とは違ってました。「前説」にあるように「立川文庫」を基にして奇想天外、荒唐無稽に徹したためかと。そういう観点では良く出来た本です。僕の期待が間違ってました。2014/04/06
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