出版社内容情報
画文にこめた映画の楽しみ、心許す友と語る小説作法や芸談。往時を懐しみ、老いにゆれる心をみつめる。人生の達人の四季を味わう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃとら
61
60歳を過ぎてからの池波さんのエッセイ。気になることが減り若い頃より健康になったとか。前半の映画の話は古過ぎて知らない作品ばかり。途中ご自身が描かれた干支年賀状もありユニークな絵で改めて多彩な才能に驚く。新聞小説を楽しみにして外で夕刊を待つファンも多くいたとか。人気シリーズを掛け持ちしながら一度も締め切りに遅れたことがないなど驚きの連続。後半は中村富十朗さんなどと対談形式。私は「鬼平」の中村吉右衛門さんのファン。池波さんの物語の主人公は皆んな魅力的。小説は読んだことがなかったが今度トライしてみたい。 2022/01/09
roomy
13
ライブラリー本。2017/02/19
s
2
巻末の奥様のインタビューが微笑ましい 料理の味付けだけして「どうだうまいだろう」って言ってたけども正直そんな美味しくなかった・・・ とか どこの家庭のどこの夫婦も似たようなことやるのね2008/12/15
カチ
1
剣客商売1~16巻を読み終えた後で、読んだ。池波さんが江戸っ子であり、歌舞伎に造詣が深く、絵を得意としていたことを知った。すべて作品に生かされていたのだと思う。秋山小兵衛の孫の小太郎を主人公にした作品を考えていたようだが、実現しなかったのは残念。夫人は「職人のおかみさんだということを、いつも念頭において行動するように」と言われていたとのこと。池上さんの矜持が感じられた。2021/10/05
ひろにゃご
0
既読。