出版社内容情報
密偵として働くことになった雨引の文五郎に裏切られた平蔵の心境は如何。盗賊改メ方の活躍を描く「犬神の権三」の他、蛙の長助、追跡、五月雨坊主、むかしなじみ、消えた男、お熊と茂平など七篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyanlay
3
「お熊と茂平」のお熊婆さんが今までと違って、可愛く感じられました(もちろんこれまでもいい味出してる人物でしたが)。もう安定した面白さですね。一遍一遍の長さもちょうど良いです。2014/03/08
へたれのけい
3
「盗賊改方の長官が、盗人に酒代をおもらいになる絵柄…」蛙の長助の一文ですが、スッと笑いたくさせるのが、うん、実にうまい。2014/02/22
しゅんどーん
2
9巻ラストで密偵となった雨引の文五郎も、佐嶋の元同僚高松も、あっという間に死んでしまう血なまぐさい展開。夫婦となった五郎蔵おまさの息の合った仕事振りに心なごむ。2023/12/31
藤野真須子
1
男気あふれ弱いものに情がある 池波正太郎の生き方かと思える 読みやすく惹き込まれる2025/02/22
HaruNuevo
1
雨引の文五郎、いい脇キャラになりそうだったんだけど、早々に退場。2020/02/19