出版社内容情報
主人公杉虎之助は微禄ながら旗本の嫡男。十三歳のとき大川に身を投げ助けられた時が波瀾の人生の幕開けだった。幕末から明治へ、虎之助の生涯を描き維新史の断面を見事に刷る長篇。解・佐藤隆介
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
41
【再読】幕末、継母から嫌われて、川に身投げした、杉虎之助。助けてくれた謎多き小父さま、池本茂兵衛と共に、家を出奔。剣術を仕込まれ、幕末期の幕府と薩摩の暗闘に引き込まれていくのであった。再読しようと思った程だから、面白かったのは覚えていたのだが、もうすっかり話は忘れていた。やはり面白い。2025/09/01
佐島楓
27
不遇の育ちから自死を思うほどになった虎之助。彼は命をとりとめ、謎の男に弟子入りすることとなる。ひとりの男がつくられていく過程、幕末というきな臭い時代といくつかの謎を従え、二巻へ。2014/12/24
ミナ
9
池波先生の描くご飯ものすごく美味しそう!子どもの頃はわからなかったけど、今は食べてみたいと思うまでになった。女性が匂い立つような描写もすごい。2020/05/17
kaori
8
再読。何度でも読みたい好きな本。2014/06/24
カ
7
池波正太郎さんの本は読みやすいですね。どんどん読んでいきます。師弟の関係はいいですが、女にうつつをぬかすなよー!2014/02/02
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