文春文庫<br> 日露戦争〈7〉

文春文庫
日露戦争〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 490p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167141523
  • NDC分類 210.67
  • Cコード C0131

出版社内容情報

バルチク艦隊を驚異的な勝利で日本海に沈めた日本であったが、アメリカにおいての講和にいたる道のりは苦渋にみちたものであった

内容説明

日本海におけるロシヤ・バルチク艦隊との海戦は日本の大勝に終り、戦局は終戦に向けて動き出した。紆余曲折の末、講和の会議は米国大統領ルーズベルトの斡旋を得てポーツマスで開催された。今度は樺太割譲や賠償金といった条件をめぐって、世界が注目するなかで日露間で熾烈な外交戦が始まる。講和の成立か、戦争の再開か…。

目次

バルチク艦隊壊滅
暗夜の敵全滅作戦
残敵掃蕩
日本海海戦の終焉
ルーズベルトの策謀
ポーツマスへの道
小村全権出立つ
ウイッテの秘策
予備会談
小村の孤軍奮闘
樺太割譲をめぐって
秘密合意

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めっかち

2
 世界史に燦然と輝く日本海海戦! 相変わらず非常に丁寧に詳述されている。そしてこの勝利を機にと、いよいよポーツマスでの講和談判が始まる。日本側には、もはや継戦能力がない。何としても和議を結ばなければならぬと、小村寿太郎が派遣されるが、交渉は一筋縄にいかない。面白かったのは、ウィッテが米国世論への工作を積極的に行っていたという話。もちろん小村も、やられてばかりでなく、ねばりの外交を続ける。もしこの時、談判破裂となっていたら、満洲で露軍の猛反撃を受け、南満どころか韓国すら失って……今の日本はなかったよな。2025/03/21

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