文春文庫<br> 日露戦争〈6〉

文春文庫
日露戦争〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167141516
  • NDC分類 210.67
  • Cコード C0131

出版社内容情報

戦局は煮つまってきた。健闘する日本軍はついに奉天に迫る。しかし海上ではロシヤは総力をあげてバルチク大艦隊を日本へ派遣した

内容説明

旅順口戦から解放されて北上した第三軍を加えた満州軍の奉天戦は勝利はしたが、これまでの損害が余りに大きく兵力は底をついた。一方、はるばる欧露から航行してきた大ロシヤ帝国の威信をかけたバルチク艦隊が日本にせまった。戦争の長期化を避けるには完璧にこれを撃破しなければならない。果してそれは可能なのだろうか。

目次

クロパトキンの誤断
乃木第3軍苦闘
3月8日の攻防
3月9日の暴風
奉天落城
バルチク艦隊迫る
カムラン湾
バルチク艦隊の苦悩
決戦まで
対馬海峡
敵艦見ゆ
Z旗揚がる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めっかち

2
 クロパトキン大将の誤断により、奉天は落城する。大将としては、本国から送られてきた部隊の集結を待って、反撃を企図していたのだろうが、歴史から言えば事実上、陸上戦闘の「終焉」である。一方、海上ではいよいよ、Z旗揚がり、日本海海戦の幕開けだ。然し、読んでいると、バルチック艦隊の敗北が必然だったと思わされる反面、間一髪だったという感も受ける。艦隊がマダガスカル沖でひたすら待機命令を受けていたのには同情した。他方「敵艦見ゆ」の報に接してから、敵艦隊の捕捉に手間取っていた様は、結果を知っていてもひやひやものである。2025/03/17

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