出版社内容情報
戦局は煮つまってきた。健闘する日本軍はついに奉天に迫る。しかし海上ではロシヤは総力をあげてバルチク大艦隊を日本へ派遣した
内容説明
多量の血を流しつづけた旅順口の要塞攻防戦は203高地の奪取をさかいに戦局は急速に好転して、日本軍は遼東半島からロシヤ軍をついに駆逐した。しかし北方ではまさかと思われたこの厳寒期に、沙河を挟んで対陣している日本軍左翼に強烈な打撃が加えられた。これをかろうじて凌いだ日本軍は奉天へ北進して総攻撃を企てた。
目次
203高地陥落
旅順口要塞の崩壊
水師営
血の日曜日
黒溝台
沈旦堡の苦闘
黒溝台会戦終結
バルチク艦隊回航
永沼挺身隊
奉天総攻撃第一夜
包囲と阻止
決戦前夜