出版社内容情報
ロシアの南下を阻止すべく起ち上がった日本であったが、北上する主力軍の足元の旅順要塞が陥落しない。長篇全八巻いよいよ佳境へ
内容説明
遼陽戦をかろうじて勝ち抜いて、日本軍は北方へ進出した。だが、足もとの旅順口はまだ陥ちない。折りからロシヤはバルチク艦隊を編成して、ヨーロッパから日本へ向わせた。この大艦隊とアジアに残存する海上戦力が合体すれば、日本は窮地に立つであろう。だが旅順口の養塞はかたい殻を閉じたままである。大きな危機が迫る。
目次
露軍遼陽を放棄
遼陽陥落
第2回攻撃前夜
第2回攻撃の終結
新たなる戦雲
沙河会戦
ドッガー・バンク事件
地中の激闘
最後の総攻撃
白襷隊無惨
203高地攻撃