感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
70
手のこんだいらずら、プラクティカル・ジョークを紹介した古典的名著。江戸川乱歩の『ぺてん師と空気男』の元ネタであり、小林信彦『大統領の密使』でも言及がある。また、ホイチョイ・プロダクションは、「いたずらの天才の息子」を『ビッグコミック・スピリッツ』に連載したが、これは残念ながら本にならなかった。アマゾンレビューにも、この読書メーターのレビューにも「友達に貸したら、返ってこなかった」とあるのが、面白い。ちなみに、アマゾンのレビューはすべて星5個。ポケット文春から文春文庫の経緯は『野生のエルザ』と同パターン。 2021/09/18
SIGERU
16
エイプリル・フールに、アレン・スミス『いたずらの天才』を再読。ブラックな悪戯も多い中、のんびりした悪戯をご紹介します。所はアメリカ西部の田舎道。道端に大きな岩が転がっていて、そこにペンキで書かれている。「わたしをひっくり返しておくれ」。旅人が、大汗かいてひっくり返すと、そこにはまた書いてある。「もう一度ひっくり返しておくれ。また誰かを引っかけるから」。旅人は大笑いするか「畜生」と呟くか、それでも旅の疲れをひととき癒すことができたといいます。世知辛い昨今だからこそ、そんな大らかなジョークが心地よく思えます。2021/04/01
アルパカ
7
アメトーク読書芸人で勧められていたので。アメリカの数々のいたずらの記録。楽しいのもあるけれどちょっとやりすぎじゃないか、と思うものもあって三分の一ほどで挫折。2022/03/13
つるら@turulaJB
3
プラクティカルジョークを日本で流行らせたのはホイチョイプロダクションだったのかな?ホイチョイ以前から定着してた?
ミノムシlove
3
まだ子どもの頃。うんと年上の従兄弟が、「これ面白い。」と、ガラスのはまった観音開きの本棚から取り出して貸してくれた単行本。星新一監修の『進化した猿たち』に通じるアメリカという国の文化に触れた最初だった。楽しい内容で、日本にはないテイスト溢れる一冊。蛇足だが、絶版になった文庫本(自分で買った)を人に貸したら返って来なかった。何年か後に古書店で見つけた時は飛び上がるほど嬉しかった。
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