出版社内容情報
日野富子、松永久秀、陶晴賢、宇喜多直家、そして日本史上類例のない残虐な君主・松平忠直、狂人ではないが何事にも極端に走った徳川綱吉の六人物を解明する史伝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
25
○なかなかのラインナップです。陶晴賢はやや違う印象ですが、後は名うての嫌われ者と思いました。日野富子、宇喜多直家への海音寺さんの冷めきった書きっぷりが面白かったです。2025/04/08
出世八五郎
11
序盤までの時代は2巻から続く南北朝室町。大方これを読むだけでこの時代のグダグダが理解できる。これまで悪人らしい悪人は現れてこなかったけど、この巻で初めて悪人らしい悪人登場。それも悪人というかゲスと呼ぶべきか。その名は越前藩主松平忠直。家康の次男扱いでありながら種元が怪しいと見られて、将軍になれなかった結城秀康の息子。彼の愛人一国の嗜虐性により、身の回りを世話する者から領民まで全てが快楽殺人の被害にあったという。忠直藩主の時代に一万人が快楽殺人の被害にあった。こうゆう人物が日本史に存在したということに驚いた2014/09/28
きり
2
初めて読み始めたのがこの3巻だったなあ。懐かしい。高校生だったな。2009/10/12