文春文庫
トライアル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167131098
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

父を知らず、調教師の祖父に育てられ、新人騎手として修業を積む高志。馬の故障を次々と癒し、周囲を驚かせる正体不明の厩務員の過去に、彼は疑惑を抱くが…。競馬、競輪、競艇、オートレース。ファンの夢と期待を背に一瞬の勝負に挑むプロフェッショナルたち。彼らの潔くも厳しい世界を圧倒的な迫力で描く物語。

著者等紹介

真保裕一[シンポユウイチ]
昭和36(1961)年、東京生まれ。千葉県立国府台高等学校卒業後、アニメーションの制作に携わる。平成3年、『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞受賞。平成8年、『ホワイトアウト』で第17回吉川英治文学新人賞。平成9年、『奪取』で第50回日本推理作家協会賞と第10回山本周五郎賞をダブル受賞。著書に『震源』『奇跡の人』『防壁』『密告』『ボーダーライン』などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

60
 50年以上昔だが、私はいっとき競輪の面白さにハマったことがある。会社が後楽園競輪場の近くで、先輩に連れて行かれたのがきっかけである。3コーナーの金網際での観戦はすごい迫力、選手の息遣い、体と体をぶつけ合う肉弾戦に圧倒させられた。本作は、公営ギャンブル(競輪・競艇・オートレース・競馬)を題材にした4短編集。さすが真保さんが描くと、ギャンブル小説もこんなに面白くなるのだ、と実感した。勝負に挑むプロ選手サイドからの人間ドラマが面白い。徹底した取材のもとに描かれた作品なので読み応えも十分である。2015/07/20

しょーくん@本棚再編中

58
★★★★★★☆☆☆☆公営ギャンブルを舞台に、伸び悩む一人の選手を主人公にしたミステリータッチの短編集です。どの短編も、最後は光が差す形で終わったのはいいのですが、謎の真相がやや消化不良に終わっているような感じで、多少のモヤモヤ感は残りました。2015/05/23

Satomi

41
競輪、競艇、オートレース、競馬、公営ギャンブルを舞台とした短編4話!!お金絡みのギャンブルそのもののストーリーではなく、その世界で生きる選手と家族の人間模様。誰かを思いやる気持ちが裏目に出たり…うまく伝わらなかったり…。ギャンブルを知らなくても十分楽しめる一冊♪続きが気になる!!!!2015/02/04

きいろ

34
勝負の世界に生きるって、想像以上に厳しいものなんだなー。検査後は、外の世界と遮断されるとか!えー。寂しいよう。なんて思ってしまう甘ちゃんな私にはとてもとても乗り越えられそうにないや。家族の形はそれぞれだけれど、端からみたら歪でも温かい何かがあるから繋がっていける?その何かに気付くきっかけに気持ちがふわんと解けるような短編集。2015/12/18

komorebi20

17
ギャンブルレースに携わる選手や騎手の勝負に対する葛藤や家族との絆を描いた4篇の短編集。勝負で勝つためにに日々努力し、厳しい規則の基に生活しているのがプロであるが、競輪や競艇やオートレースは、未知の世界だったので人間の技能だけでなく、マシーンの整備も重要だとわかった。競馬は、生き物である馬と人間の関わりで成り立つ競技という違いがあると思う。競馬が好きなので「流れ星の夢」の騎手高志とセキノウイングのシーンが良かった。2026/06/17

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