出版社内容情報
故郷に思いを馳せ、亡き父母を追慕し、日々の生活を静かに見つめる。肺腑にとどく名文の数々。確かで美しい日本語がここにある――。
確かで美しい日本語。名文家最後の随筆集
故郷に思いを馳せ、亡き父母を追慕し、日々の生活を静かに見つめる。肺腑にとどく名文の数々。確かで美しい日本語がここにある――。
内容説明
稀代の名文家として名を馳せた著者が、「オール讀物」の巻末頁で書き継いだ随筆集。わずか千字の中に、故郷である東北の風土やそこで暮らす人々の肌合い、或いは亡き父母を慕う心根といったものが、すぐれたデッサン画をみるように確かな筆致で表現されている。短編の名手でもあった作家の本領が伺える一冊。
目次
いびきの話
雉笛
野獣
マラッカのダボシャツ
挨拶
同郷人
車椅子のマフィア
乾きの刃
幽霊
膝の上の鐘〔ほか〕
著者等紹介
三浦哲郎[ミウラテツオ]
昭和6年青森県八戸市に生まれる。早稲田大学フランス文学科在学中の昭和30年に新潮同人雑誌賞を受賞する。この頃より井伏鱒二の薫陶を受け、以後、生涯の師と仰ぎ続ける。36年「忍ぶ川」で第44回芥川賞を受賞し一躍文壇の寵児に。51年『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、58年『少年讃歌』で新潮日本文学大賞、60年『白夜を旅する人々』で大佛次郎賞、平成2年「じねんじょ」で川端康成文学賞、3年『みちづれ』で伊藤整文学賞など、受賞歴は多数にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じいじ
shizuka
メタボン
Shoko
maverick, or stranger. still an outsider.