出版社内容情報
若者よ、高貴なる野蛮人たれ!平和ボケと現状否定を厳しく排し、日本を問い、文化を問い、生き方を問う、毒と先見に満ちた煽動書
内容説明
男の生活と肉体は、危機に向って絶えず振りしぼられた弓のように緊張していなければならない―。平和ボケと現状肯定に寝そべる世相を蔑し、ニセ文化人の「お茶漬ナショナリズム」を罵り、死を賭す覚悟なき学生運動に揺れる学園を「動物園」と皮肉る、挑発と警世の書。死の一年前に刊行された、次代への遺言。
目次
若きサムライのための精神講話(若きサムライのために;勇者とは;作法とは;肉体について ほか)
お茶漬ナショナリズム
東大を動物園にしろ
安保問題をどう考えたらよいか(猪木正道)
負けるが勝ち(福田赳夫)
文武両道と死の哲学(福田恒存)