内容説明
英語の喋れる元ホステスが渡英して見聞した英国生活を辛口とユーモアで綴ったデビュー作『イギリス人はおかしい』の第二弾。今回も、天皇訪英の裏側やダイアナ妃の事故死問題についての辛辣な批評や、失業してからの奮闘ぶり、悪徳不動産屋との戦い、英国流お見合いなど、抱腹絶倒のエピソードが満載。
目次
十一年ぶりの祖国
さらし者にされた天皇
再び失業
ダイアナの死
ロンドン住宅事情
なんでイギリスに媚びるのか
私のお見合い体験記
ロンリーハート
階級社会に挑戦した夫の両親
著者等紹介
高尾慶子[タカオケイコ]
1942年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害児施設の職員を経て1972年、英国へ。イギリス人音楽家と結婚。1976年、二人で帰国、京都で暮らす。1982年離婚。祇園でホステスとなる。英語が喋れるホステスとして商社マンの間で重宝される。1988年、再び英国へ。ロンドンの日本レストランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハウスキーパーなどで生活をたてる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペルー
7
実際は2000年に読みました。昔の読書記録が出てきたので、追加。この人のエッセーは時代がとびとびである意味すっきりしないけど、イギリスと言う国が身近になって面白い。日本て住みやすくていい国なのかも。
siva
7
「イギリス人はおかしい」よりヒステリック度が増したような。ただ日本のマスコミがいかに日本人にとって口当たりのいい報道をしているのかを再認識させられ苦々しい気分に。事実の一部を都合よく切り取ってそれがすべてだと思わせるんだよな。2015/03/02
くらっしゅ(湯)
2
知らないイギリス事情について,おぉそうなんか〜と考えさせられたり,作者のお見合いデートに苦笑いしたり,そもそも図書リサイクル棚からいただいてきた本だったので,発売当初とのギャップを考えたりした。ちょっと駆け足,のような文体で(作者さん自らいわく,いらちだそうで),パワフルに読めました。2014/04/03
きいろ
2
著者から見たイギリスに現在の日本は近付いていっているように感じる。高い失業率、増加する犯罪、広がる経済格差、イギリスと違い福祉国家でないぶん自殺率に繋がっているのでは?2013/03/24
しらたま
1
サッチャーさんの死去、日本の棚上げして来た外交問題の噴出、皇太子ご夫妻のオランダ訪問等、本の内容が今の日本の出来事にかぶる面もあり、このシリーズを読むタイミングは今でしょ!!と思いました。2013/06/05
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