内容説明
あらゆる動物がムツさんと恋におちるのはナゼだろう?子犬を飼い始めたばかりの初心者から、ゾウとキスしたり、オオカミと遊んだり、チンパンジーに求愛されたい…という上級者まで、動物との親密でディープなお付き合いのコツを伝授します。ムツゴロウ氏が「企業秘密」の全てを公開した、とっておきの本。
目次
心を対等に―「子犬は叱っていいでしょうか」
手を上手に使おう―動物は人間の手が怖い
思いきり愛させることが大切―ゾウが重い心の扉を開く音
手袋は外して、眼鏡はそのままで―素手はたくさんの情報をつかむ
犬猫ノイローゼの原因―気持ちも体も逆撫でせずに
歯だって役に立つ―動物は相手の歯が怖い
舐めるのは犬の挨拶―キスは親愛と服従のしるし
交際には接待も必要だ―御馳走をやると育ちがわかる
下唇で動物の気持ちを読む―ゾウとディープキス
じっくり匂いを嗅がせてやろう―冷たい鼻はサエてる証拠〔ほか〕
著者等紹介
畑正憲[ハタマサノリ]
昭和10年(1935)年福岡市生れ。33年東京大学理学部卒業。同大学院で運動生理学を専攻。36年学研映画に入社、43年まで動物記録映画製作に従事。その後作家として独立、現在はテレビでも活躍中。43年「われら動物みな兄弟」で第16回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、52年にはその全生活を賭けた環境の文学で第25回菊池寛賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Te Quitor
11
世間のイメージでは「変人」という一言で括られてしまっているムツゴロウさん。その見方が変わる(かもしれない)本。長年、動物と真正面から向き合ってきたムツゴロウさんの想い、テクニックが書かれています。この人は本当に凄い人ですね。知識だけではなく、動物に対する洞察力が並外れて高い方なのだろうと思います。ムツゴロウさんほど動物を愛し、理解できている人は他にいないのだろうな・・・。この本は動物好きの必読書といえるかもしれません。とても勉強になりました。他の著書も読んでみよう。2012/11/24
いづみ
3
60歳を前にして書かれた、ムツゴロウさんが長年培った動物との触れ合い方を見事にまとめた一冊。安易な感情論や浅い科学的技法にとどまったりせず、様々な学問分野と肌で身に着けた心の触れ合いが見事に文章化されています。いいなあ、こういう触れ合い。2011/12/26
reika
3
最高に面白くて、ためになる。価値ある一冊。2011/02/09
こしあん*+.゜
2
ムツゴロウさんってスゴい!!そう素直に思いました。本人の体験をもとに、半ば体当たりで培われた、様々な動物たちとの交際術の数々。行動学の観点からも、なるほどと思わせてくれる情報が満載です。"動物好き"を自認する人なら皆、こんな交際に一度は憧れるのでは??2012/10/15
DBII け
1
へえ~僕はペットも飼ったことが無いし、それほど動物好きでもなく、通知表の動物愛護の欄は一度も丸をとったことがありませんが、「動物との関わりには上と下しかない」というのが印象的でした。とにかくムツゴロウさんの理解力、知識力などには脱帽です。2013/12/17
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