文春文庫<br> ムツゴロウのオーストラリアふしぎ旅

文春文庫
ムツゴロウのオーストラリアふしぎ旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167108250
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0126

出版社内容情報

オーストラリア政府の招きで野生動物の宝庫に出掛けワラビー、デビル、オポッサム等との出合い、ラクダのサファリを大いに楽しむ

内容説明

オーストラリア政府から、動物を見においでという招きがあった。カンガルー、オポッサム、コアラ、ディンゴ、ワラビー、そして幻の珍獣タスマニアタイガー。南十字星きらめく下にあり余るほどの土地、野生動物がいっぱい。断る理由はない。興奮に息を詰まらせて乗り込んだムツゴロウ氏が報告するおかしくもふしぎな動物見聞記。

目次

はるかなる神の島わがタスマニア
やさしい原始の人の群れ
心ときめく魔法の夜
タイガー博士に巡りあい聖なる山へ
わがふところの中でラビは詩を語る
闇夜にデビル有袋類の宴
満月の夜デビルが吠えた
限りなく黒い青空の国で
銀色の恨みの湖砂に残る涙
いざいかん熱砂の中ラクダの旅
難行苦行熱砂の大尻餅大会
汗の塩にまみれて見よ堂々の結末

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トムトム

24
私が子供の頃は、海外旅行なんて庶民はいけませんでした。ムツゴロウさんの本を読んで、世界各地の素敵な風景・動物たちを夢見ていました。この本も子供の頃に大好きで、大人になって読み直してみても魅力的な本です。野生のタスマニアデビル、フクロネコ、ラクダに乗っての旅。ムツゴロウさんはすごい人です!2020/11/11

とんかつラバー

9
前半の電話での会話がダジャレとか今でいうおじさん構文っぽくてムツゴロウさんってこんな文章書く人だったっけ!?となったが、オーストラリアに行ってからは期待通りのワイルドな動物との触れ合いを繰り出してくれる。赤ちゃんワラビーのお尻を舐めて排便をうながしてあげたり、その辺の自称動物大好きタレントが逆立ちしても出来ない事をやってのける。2021/10/23

きたくり

2
ムツゴロウさんの文章は時々息をのむほど美しいのである。この本でも、老衰で死が間近であろう野生のウォンバットに出会った時の描写が、一篇の美しい詩のようで・・・泣けてきた。それと、タスマニアデビルが月光の中を駈けてくる光景も。2014/06/13

Yoko Nakajima

2
愛娘を生物に触れさせて育てたところ、魚の命を奪って食べることを拒絶した事に衝撃を受け、もっと深く生の自然に触れさせて、表面的な生き物好きの精神の虚弱さを払拭させて育てることを決意したとか。この本は、その信条を裏付けるだけの体験が詰まった旅行記。中でもワラビーの赤ちゃんの話は格別。自然界に手を出してはいけないと思いながらも、お母さんと死別したワラビーの赤ちゃんを飼育し始めた畑さん。排泄のお手伝いと、自分の舌を使ってペロペロペロ。「液体が出てきた。別に味はなく、糞の方がちょっぴり苦かった(P107)」脱帽です2012/07/02

いづみ

2
ムツゴロウさん、珍獣の宝庫オーストラリアに行くの巻。しかしただの旅にはなりません。ワラビーの赤ん坊を拾っては予定を取りやめ、ラクダツアーに飛び入り参加しては砂漠を旅したり。動物に視点を当てた、貴重な旅日記です。2011/06/15

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