出版社内容情報
大都会の生活にサヨナラして、家族と動物とを引き連れて北海道の無人島に渡ったムツゴロウを迎えた大自然の豊な恵みと厳しさ。その痛快で奔放な生活ぶりをご報告
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
53
【再読】著者が横浜から北海道に動物と暮らす地を探し、浜中町の無人島に居を定め、地元民からの心無い仕打ちを受けてもめげずにヒトとイヌ、ネコ、ウマ、タヌキ、ヒグマ、カラスとの生活が始まった。この文春のシリーズは、角川『どんべえ物語』で書かれたヒグマとの冒険的・実験的生活以外の部分を作品にした感があり、悲壮感を前面に出さず、牧歌的な雰囲気を伝えようとしているようだ。島の周囲の豊富な海の幸が羨ましいとも思った。鉛色の海面に飛ぶウサギ(荒れた海の波頭)は、太平洋に面した街に住む自分にも判る。2024/03/06
糜竺(びじく)
40
個人的には、動物好きなじいさんというイメージのムツゴロウさんですが、その彼が書いたエッセイ本ですが、気になって読んで見る事にしました。一時期、ムツゴロウさんは北海道の無人島に家を建設して家族と住んでいたようです。その時の生活の様子が記されていましたが、色んなエピソードが載せられていて興味深かったです。ただ、ちょっと私との相性が悪いのか、文体に関しては読みにくく感じました。しかし、読んでいて、都会から離れて自然の中で家族と動物と暮らしたムツゴロウさんは非常に豊かな生活をされたんだなと私は感じました。2019/02/10
19720624
5
小さい頃テレビで見ていたムツゴロウさん。あの動物王国を作る前は北海道の無人島で暮らしてたことを初めて知った。本人はもちろんだけど付いていく家族もスゴイなあ。2019/08/24
トムトム
3
柵なし、綱なし、自由にふるまう犬!寒い日の夜は犬に温めてもらう。北海道は過酷すぎる!もう少し暖かい無人島でなら、これやってみたい2019/08/08
モリ
3
ムツゴロウさんの破天荒な生活、性格を知って、もっと知りたくなって読んでみた。ムツゴロウさんも破天荒だが、他の登場人物も無茶苦茶(笑)どこまで本気かわからないユーモラスな文体もあって、大変楽しめました。2016/09/17