出版社内容情報
いよいよ二・二六事件の全貌に挑む。統制、皇道両派の対立激化から、皇道派の急進論者たちが、挙兵準備に踏み切る過程を、新資料を駆使して多角的に考察している
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
讃壽鐵朗
3
二・二六事件の前夜をこれでもかと言うほど詳細に描いていて、途中斜め読みになったところもあったが、流石の迫力で実に読ませる作家だと再認識。 だが、陸大卒・天保銭組を徹底的に批判しているのは、彼の他の作品にも見られる学歴、環境などの差から生じている暗い嫉妬心であるのは確かだ。 それが現実には、共産党シンパとして反政府的言動となり、政府からの何らの褒章もなかった原因だ。2019/09/20
風祭
0
興味深く読みました。怪文書はもちろんだけど、マスコミは利用しても信頼はできない。人間の醜さを感じると同時に人間らしくも感じる。2016/07/20
-
- 洋書
- Betrayal
-
- 電子書籍
- Get Ready?[1話売り] st…