出版社内容情報
耶馬台国はどこにあったか? 古代の旅路をみずからたどるスリラー「陸行水行」のほか、「形」「断線」「寝敷き」などさまざまな趣向をこらした四篇を収録する連作推理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G .Mahler
1
桑名市の古書店古書ちゅんちゅん堂。表題作目当てで50円で購入。松本清張を読んだのは初めてかも。50年以上前の作品であり時代を感じた。1つ目の話、最後のクダリはない方が、謎を残したままの方がよかったのではないかと思った。4つ目の話は主人公の考え方とか話の持っていき方に不自然さを感じながらも最後の方はまさにハラハラドキドキだった。2025/08/20
かみふうせん
1
短編集 『形』道路用地買収に関わるミステリー『陸行水行』以前他の短編集で読了、どちらも真面目な短編。 『寝敷き』ペンキ職人が現場で施主奥様へちょっかい出した事が招いた結果『断線』女性を金づるとしか見ない男、女性に用が無くなれば迷いなく抹殺 どちらも悪事は露呈するものの必ずしも天誅が下される訳ではなく… スカートの寝敷きは高校生の時によくやってたなぁ 懐かしく思った、現代でもするのかなぁ2024/03/31