感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
62
6巻は島津久光、前原一誠、神風連とメインになる人が次々に変わりました。太政官の久光への慮り具合。敬しつつ、その意見は黙殺するあたりが印象的。前原一誠については器に合わない地位にあるということが繰り返し語られすぎて少し気の毒になりました。神風連は、どこまでも時代に逆行し続ける、その思想と行動に慄然とします。ここまで徹底していると、ある種の清々しさを覚えるほど。乱にあたっての児玉源太郎の活躍は『坂の上の雲』を思い出し楽しく読みました。いよいよ戦雲が近づいてきて、盛り上がってきたのかな?次巻が楽しみです。2017/10/31
☆エンジェルよじ☆
19
廃刀令により士族の誇りである太刀まで奪った政府。士族達は暴発寸前。薩摩は主で他藩は従という考えが薩摩にあり他藩もそのように見ていたんだ。神風連蜂起。知らなかったので興味深かった。西郷ドンは猟で多忙中。2016/04/07
じゅじゅじゅ
10
熊本士族の蜂起、神風連の乱。明治9年。2018/08/03
りょうけん
6
☆3つ 誠に持ってどうにも主人公不在の読み物である。内容は司馬遼太郎の「わしはこれだけのことを調べて知っているのでこのように思う。どおだ!」という事に尽きる。あまりに著者独自解が多分に入っている。でも読んでいる自分には何の会も解もないのだから読むしか無い。すまぬ。 例えば引用『いかにも久光の仕事らしく独創性は無い。』 どうやら著者は島津久光のことを大久保利通なみに嫌いな様子である。要するに人気投票書なのだな。 しかしこの本を読み進めるのはとても胆力が必要である。この第六巻はいったいいつ頃読み始めたので2014/03/08
イエテイ
5
後半六巻まで来るが主役が中々薩摩には行かない。太政官政府の島津左大臣取り込みは失敗。大警視川路の密偵策に前原一誠はたやすく掛かる。神風連の襲撃で児玉源太郎登場。2018/04/26
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