感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naginoha
48
今巻は大きな動きは少ないが、ロシア国内とその周辺では革命に向けて着々と進みつつあるし、奉天決戦に向けての準備が進みつつあるし、バルチック艦隊もいよいよマダガスカル島を出発し、決着の時は確実に近づいている雰囲気が漂い始めた。 3.5/52020/09/07
マッサー
14
勝つための裏工作、第三国に根回しするもうまくいかず、バルチック艦隊との決戦へ2022/11/28
しん
10
日本の煌めく各司令官と比較されるロシアの様々な司令官の中で、ロジェストウェンスキーはある部分では優秀な人間であった。清廉潔白、几帳面、但し、バルチック艦隊司令長官となったのが間違いだった。神格化された日本の司令官と比べ、癇癪持ちで、自分以下がアホであると見下し、依怙贔屓をして、評価されるべき人物を評価せず、眉唾な人物を評価したり。ロ提督の様にすれば人望を失うのだなとよくわかった。2014/12/04
かおりんご
6
やっと6巻まできました。バルチック艦隊も、いよいよ動き出しました。これから海軍は、どういう作戦で打ち負かすのでしょう?それにしても、陸軍の作戦下手には参りました。読んでいてイライラします。2013/04/29
Ryunosuke Moriai
5
戦争の指揮はからっきしですが素晴らしいとされる乃木希典の人格面は以下、イアン・ハミルトンの文章が印象的でした。「親しく接すれば接するほど、乃木将軍の印象が深められてゆく。威あって猛からずという風丰のうちに、高潔な人格と瞑想的な英雄精神がにじみ出ている。あくまでも謙譲で、勝利に驕っているというようなところはみじんもない。……もし私が日本人であったなら、乃木将軍を神として仰ぐだろう」2024/06/28