出版社内容情報
日露戦争に存亡を賭けた日本は、瀬戸際に立たされていた。旅順のロシア軍大要塞が陥ちないのだ。その上、敵大艦隊も迫って来た。明治の群像を描く感動の大河小説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
96
図書館本 司馬さん、子規のことをよく調べていますね。陸羯南とか当時の新聞のことはキーワードを丸暗記しただけで済ました高校時代ですが、芭蕉の批判や短歌俳句の改革と保守的な周りとの衝突を経験する子規にはエールを送りながら読み終わりました。 後、ニコライ襲った警官は狂人ではないというスタンスの本書でしたが、この時代よりも精神分析技術が進んだ現代からしたらやはり狂人だったのかもしれないと思っています。警官とか役人は神経すり減らしますからね。2020/04/29
naginoha
42
引き続き司馬ワールドに浸る。情報がほとばしる感じ、嫌いじゃないです。今巻は日清戦争から日露戦争へと続くタイミングで、昇さん(子規)は病状悪化する一方で、読書の推進力はやや遅れたのと、個人的に忙しかったのとで、読了までかなりかかってしまった。 3.5/52020/07/15
マッサー
18
日清戦争が起こり、中国軍の秩序の無い兵のおかげで、日本が勝利する。獲得した遼東半島も、すぐにロシアに奪われる。とにかく、無茶苦茶な時代。その中で、近代化を目指しながら、列強国と渡りあわなければならなかった日本は、大変だったろう。❗️❗️❗️❗️❗️2021/10/02
Aiichiro Nakajima
11
日露戦争突入前の義和団事件が出てきて 久々の柴五郎さん登場でボルテージ最高潮でした😂2020/08/26
かおりんご
9
いよいよ真之が渡米。それにともない、廣瀬の記述もちょろっと出てきたけれど、物足りない。だんだん日露戦争開戦へと時代が移り変わっていく。あと6巻。読み切れるかな~。2013/04/17