文春新書<br> それでも日本に原発は必要なのか?―潰される再生可能エネルギー

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり

文春新書
それでも日本に原発は必要なのか?―潰される再生可能エネルギー

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2026年07月12日 02時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166615230
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

なぜ高市早苗政権は再エネを捨て、原発に回帰するのか?
被災者たちの物語と原発利権の闇を描くノンフィクション!

2011年の福島原発事故以降、急ピッチで再生可能エネルギーの導入が進められた。太陽光パネルや風力発電所の設置が進み、いまや再エネの発電力は日本の電力の23%を担っている(原発は約9%に過ぎない)。
しかし今、再エネに逆風が吹いている。固定価格買取制度が引き下げられたためだ。2024年、再エネ関連の倒産は過去最多の52件となった。新電力会社の約17%が事業から撤退している。無策のために各地で自然破壊が問題化し、逆風に拍車をかける。
そして、じわじわと原発回帰の動きが始まっている。
「原発優先ルール」があり、電気が余りそうな日は再エネの発電が先に止められる。
再エネの予算は減る一方だが、原子力関連予算は増え続けている。原発事故のあった2011年でさえ、原子力の研究予算は再エネの倍だった。
日本政府はかつて「ニューサンシャイン計画」という新エネルギー開発計画を進め、太陽光発電システムの開発で日本は世界をリードしてきた。日本の太陽光パネルは、つい20年ほど前までは世界シェアの5割以上を占めていたほどだ。
ところが、長期的な戦略がなかった日本は、中国にシェアを奪われてしまう。
世界最大の電力源が再エネとなり、世界各国が再エネを拡大しているのに、日本だけが再エネを妨げられ、原発回帰しているのだ。

安全保障の上からも原発回帰には懸念がある。世界各地で戦争が起きる中、原発や核施設は攻撃のターゲットになる。エネルギー自給率を高めるには再エネに注力する必要があるが、原発の燃料となるウランは100%輸入に頼っている。
安全保障を重視するはずの高市政権は、真逆のことをしているのである。
なぜ、日本は原発に回帰するのか?――この謎を突き詰めていくと、巨大な利権、場当たり的な日本政府の無策が浮かび上がってくる。

本書では、原発事故に遭って故郷を追われながらも再エネ事業で第二の人生を歩み始めた被災者の感動的な人生ストーリー、農家と共同で再エネ事業に乗り出した女性の成功と挫折など、さまざまな人間ドラマも紹介される。
そうしたドラマと並行して、原発利権の闇にも迫る。
理不尽な圧力を受けて記者職を外されながらも、必死で現場を取材し続けた著者の執念が光る作品だ。


【目次】

内容説明

高市政権下で進む原発回帰と再稼働。なぜ日本政府は安価で安全な再エネを捨て、高価で危険な原発に頼るのか?原発利権の核心に迫りつつ、再エネで新たな人生を切り拓こうとするたくましい被災者たちの物語を描いた感動のノンフィクション!

目次

第一章 原発から再エネに転じた男性の死
第二章 抑圧される日本の再生可能エネルギー
第三章 なぜ日本の再エネは中国に負けたのか?
第四章 再エネ6割のドイツ、1割の韓国をゆく
第五章 日本型の再エネを探る
第六章 原発回帰 権力の舞台裏
第七章 絶望を超えて歩みはじめた被災者たち

著者等紹介

青木美希[アオキミキ]
ジャーナリスト、作家。札幌市出身。1997年、北海タイムス入社。同紙の休刊にともない、1998年9月に北海道新聞入社。札幌での警察担当のときに北海道警裏金問題を手がける。2010年9月、全国紙に入社。東日本大震災では翌日から現場で取材した。現在も個人として取材活動を続けている。「道警裏金問題」取材班として菊池寛賞。同取材班と、のちの原発事故検証企画「プロメテウスの罠」、「手抜き除染」報道の両取材班で、新聞協会賞を3度受賞。『地図から消される街』(講談社現代新書)は福島第一原発事故の実情を描き、貧困ジャーナリズム大賞、日本医学ジャーナリスト協会賞特別賞、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。前作『なぜ日本は原発を止められないのか?』(文春新書)は第5回「ジャーナリズムXアワード」の最高賞であるX賞(大賞)のほか、脱原発文学大賞、貧困ジャーナリズム賞を受賞。2023年から日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

110
確かに原発にまつわる論点が整理されているが、主張は、むしろ副題の「潰される再生可能エネルギー」にあるのかもしれない。原発という本丸を守るために再エネが等閑視されているのだと。私は、再エネに関して、サンシャイン計画や工技院の活動を今更評価する考えに与しないし、また補助金頼みの推進にも賛成しないが、原発に兆円単位の国庫が投入されていることと較べての怒りは理解できる。2026/06/12

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

75
【2026-71】原発反対、再生可能エネルギー賛成の立場からのルポ。基本的に自分も地震の多い日本としては原発依存は反対で、再生可能エネルギーの利用を進めていくべきだ。しかしながら、その再生可能エネルギーの活用も欠点は多く、作者の言うように簡単にはいかないとは思う。やはり最大の理由はそのコストと効率の悪さ、そして安定性だと思う。もちろん欧州で完全に再エネに舵を切る国もあるが、欧州では国を超えたエネルギーミックスが可能な点で日本とは状況が大きく異なるのではないか?その点についての説明も欲しかった。★★★★2026/05/27

skunk_c

73
勤務する新聞社で記者職から外されるという仕打ちを受けながら、自費で1Fの放射能被災地を回り、農業や再エネに取り組む人達を取材し紹介する姿勢は、まさに「記者魂」と思う。海外の事例の紹介もありがたい。煎じ詰めれば、要は現政権は結局「原子力ムラ」の利権保護を優先し、カーボンニュートラルなどの世界的流れは「分かったフリ」をして無視を決め込んでるってところだろう。そのしわ寄せが太陽光などの再エネにのしかかる様子を具体例をあげて伝えている。全体的に穏やかな口調だが、腹の底にある怒りややるせなさを行間から感じる。2026/03/05

けんとまん1007

49
原発に限らず、ウヤムヤのままで、いつの間にか決定され、進んでしまっている。権力にまつわる輩が徘徊する。また、10年ほど前から思うのは、ジャーナリズムとは何か?ということ。自分自身の中でも漠然としてはいるが、権力に媚びないことと思う。また、非難と批判は違うとも思っている。あくまで、批判の視点を忘れずにいること、これが最低限のこと。あとは、次世代につなぐ・・・ということの意味だ。2026/07/01

読特

45
検出されたセシウム。余儀なくされる廃業。全てを失し、死を選ぶ農家もいた中、営農型ソーラーで再起を目指す。自然破壊との批判もある太陽光パネル。農作物にもよい影響をもたらす工夫。農業に加え、発電でも収入。再び燈り始めた希望の光だったが…事故から15年。世界の潮流が再エネにシフトする中、日本はまた原発推進の道を歩み始めた。電力という集金システム。巨額なお金が政策を左右する。予算は原子力優先。この強固な仕組みは、未曾有の事故でも崩れることがなかった。存続が危ういのはこの国そのもの。今この瞬間にも再びあの悪夢が…2026/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23184388
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品