文春新書<br> アジア・ファースト―新・アメリカの軍事戦略

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文春新書
アジア・ファースト―新・アメリカの軍事戦略

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614684
  • NDC分類 392.53
  • Cコード C0295

内容説明

「パワー」の集積地アジアで覇権を握りつつある中国。台湾統一を「歴史的必然」と明言し、軍事侵攻の危機がしのびよる。もはやアメリカ一国だけではその勢いを止めることはできない。では、日本はどう立ち向かうべきか?アメリカの対中戦略を変えた若き俊英が提言する。

目次

第1章 「拒否戦略」とは何か?(パワーとは何か?;冷戦時代の問題意識に立ち返れ ほか)
第2章 「拒否戦略」はこうして生まれた(私のライフヒストリー;国家防衛戦略の起草に携わる ほか)
第3章 アメリカだけでは中国を止められない(ゴールは「アメリカの覇権」ではない;中国が民主化しても覇権国家の体質は変わらない ほか)
第4章 中国を封じ込める「反覇権連合」(中国は韓国を狙いにくる;左右にブレる韓国とどう付き合うか ほか)
第5章 日本には大軍拡が必要だ(中国は日本を圏内に取り込みたい;核の傘はどこまで及ぶのか ほか)

著者等紹介

コルビー,エリブリッジ・A.[コルビー,エリブリッジA.] [Colby,Elbridge A.]
非営利シンクタンクのマラソン・イニシアチブ共同設立者・代表。ハーバード大学卒業。イェール大学法科大学院修了(JD)。イラクの連合暫定施政当局、国家情報長官室を含め、核戦力、軍備管理、情報分野を中心に米国政府の重要ポストを歴任。2017~2018年に、米国防総省国防次官補代理(戦略・戦力開発担当)を務め、2018年に公表された「国家防衛戦略」の策定では主導的な役割を果たした。また、米国のシンクタンクである海軍分析センター(CNA)や新アメリカ安全保障センター(CNAS)で上級研究員を務め、CNASでは2018~2019年まで防衛プログラム部長として防衛問題の調査研究で指導的立場にあった

奥山真司[オクヤママサシ]
1972年生まれ。カナダのブリティッシュコロンビア大学卒業。英レディング大学大学院で戦略論の第一人者、コリン・グレイに師事、博士課程を修了。戦略学博士(Ph.D)。国際地政学研究所上席研究員。多摩大学大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

22
アメリカの軍事戦略は「アジア・ファースト」が望ましい。なぜなら東アジアが最も世界経済的に重要なエリアで、そこで中国が軍事的・政治的・経済的な覇権を目指しているから。中国に対する拒否戦略を明確にし、日米韓比豪印などと「反覇権連合」を形成して勢力均衡による現状維持を目指すべき。台湾独立や中国共産党および北朝鮮の崩壊を目指す過激な主張は、勢力均衡を崩し大規模な米中戦争・世界大戦をまねく危険な考え方。日本も軍事費をGDP比3%に引き上げて、アメリカに依存しない抑止力・軍事力を手にすることが必要。2025/01/17

kenitirokikuti

12
著者は2018年のアメリカ国家防衛戦略(NDS)策定で主導的役割を果たした若手戦略家。第二次トランプ政権が決まったので、政権入り確実と見られている。父が銀行マンで、80年代後半の日本に赴任、コルビーも6才から13才を都内の外国人学校で過ごしたそうな。シンクタンク「マラソン・イニシアチブ」の共同創立者・代表で、ここにはE・ルトワックも属している。ネオコンは敵国を強制的に体制変更させることも厭わないが、コルビーは属国群の強化を考える。用語「産業政策(インダストリアル・ポリシー」が本書にあった。2024/12/06

Emkay

10
高官としてトランプ政権入りが噂される著者。次期政権の対アジア政策を占う格好の教材。ロシアよりも中国に注意せよという強い主張を全編において感じる。中国の政治的意思を邪推することなく、その軍備拡張に注目している点、その軍事力を米国が上回ろうとするよりも、中国の地域覇権を「否定」することを主張している点、そして米国単独ではなくアジアの他の同盟国、特に日本の軍備拡張を明確に促している点が大きな特徴。ベースには、中国のハードな能力に注目すべきというリアリストの視点と、米国の諜報能力の弱体化という現実を認めている。2024/12/20

おはぎ

9
トランプ当選時に買ったものの後回しにしていたが、予想通り?著者が米国防次官に就任したため腰を据えて読み切る。「拒否戦略」をもとにリアリズムの観点からアジア情勢について説く。拒否戦略の要諦はなんとなく納得できる(要は中国が今の地理的スケールで繁栄してくれる現状維持を志向するとの理解)が、対外膨張を伴わない「中華民族の偉大な復興」はあり得るのだろうか?著者はリアリズムを強調するが、リアリズムが陥りがちな現状追認にならないか少し疑問には思った。大元の本の方の「拒否戦略」もしっかり読みたい。2024/12/28

しろくまZ

7
第一次トランプ政権の国防次官補代理で、来年に発足する第二次トランプ政権の安全保障政策に大きな影響を与えるであろう「拒否戦略」を提唱しているエルブリッジ・A・コルビーによる著作。冷戦以後アメリカが唯一のグローバル覇権国であった時代が終了した中で、東アジアと西太平洋で地域覇権を目指す中国を抑えるための戦略が「拒否戦略」である。詳細は本書を読んで欲しいが、アメリカの率直な考え方が書かれている。本書を読むと、本当に厳しい時代が来たなと感じると共に、政治を含めて今後日本が大きく変わるチャンスが来たとも感じる。 2024/11/30

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