文春新書<br> なぜヒトは心を病むようになったのか?

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文春新書
なぜヒトは心を病むようになったのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614677
  • NDC分類 140
  • Cコード C0295

内容説明

ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断―。こうしたネガティブな性質は進化の過程でなぜ残ってしまったのか。それには生存や繁殖と深い関係があった。進化心理学の観点から逆説的に捉えることで、心のダークサイドを覗く。

目次

第1章 「うつ」「自殺」「依存症」ヒトが闇へと向かう理由(うつは生存するための「闘争の強制終了」;「自殺」という絶望が生み出した幸福感;自己制御メカニズムなき「依存症」は進化のミスマッチ)
第2章 「DV」「子殺し」「サイコパス」暴力と欠如の正体(愛着障害から生まれるパートナーへのDV;繁殖戦略としての「子殺し」とは;少数派だからこそ有利になるサイコパス)
第3章 「差別」「戦争」「陰謀論」「宗教」なぜ分断は起きるのか(ヘイトと差別の裏に行動免疫システムあり;高度な利他性が引き起こす戦争という悲劇;適応的だった「陰謀」検知システムが誤報アラートを鳴らす;信仰心は反社会的行為を抑制するのか?)
第4章 「精神」「組織」「人類の未来」進化の観点から考える(精神疾患が消失しない進化的パラドックス;進化の観点に基づいた働き方改革「ヒューマンセントリックな組織」とは?;人類の未来と進化の可能性)

著者等紹介

小松正[コマツタダシ]
小松研究事務所代表、多摩大学情報社会学研究所客員教授。博士(農学)。1967年北海道札幌市生まれ。北海道大学大学院農学研究科農業生物学専攻博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、言語交流研究所主任研究員等を経て、2004年に小松研究事務所を開設。大学や企業等と個人契約を結んで研究に従事する独立系研究者(個人事業主)として活動。専門は生態学、進化生物学、データサイエンス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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チャッピー

26
第1章の「うつ」「自殺」「依存症」の考察が興味深い。うつ状態は一種の防御反応である。2024/12/25

Eric

18
うつやサイコパス、差別などの現象について進化心理学的視点から語る。大変興味深い。うつは防衛反応として機能。サイコパスは少数がゆえに活きる。差別は自然と生まれるが正しいことではない。自然主義の誤謬。その現象が生じるからといって、必ずしもそうあるべきとはいえない。これは留意すべきバイアス。2025/01/05

みこ

15
脳科学に関する本かと思いきや、作者は生物学者で心理学・脳科学を遺伝学などから解析。うつや自殺などタイトルから期待できるような内容から始まり、差別や暴力といった他社への攻撃的な行為や新興宗教や陰謀論などにも言及。最後は進化論の延長として今後の人類の進化についても触れている。2024/11/03

coldsurgeon

10
人間行動進化学あるいは進化心理学という学問分野から、人が心を病むということは進化のミスマッチ、元来、生存のために必要であった心の状態が、現代社会では、うまくいかなくなったためにおこるのだという。そして心理的安全性という概念を示し、企業などの組織により構成される現代社会では、中央集権型組織ではなく分散型組織の構築を目指すことで、生産性を高め、働く人のストレスを減らす方向性が生まれる。興味深い分野だ。2025/01/30

かしこ

7
※鬱になる人がそれなりに多いのは人に必要だからであって、過酷な闘争を強制終了させる防御反応のため。 ※若い男性に麻薬やアルコールの中毒などが多いのは、その時期に過酷な生存闘争の中にいるから、手軽にドーパミンが欲しくて。 ※子殺しは手助けのない、父のいない状況で起きやすい。 ※サイコパスに見えないサイコパスにはマザーテレサがいる。などなど「へー」と感心することが多かったが、ちょっと血も涙もない。2025/02/25

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