文春新書<br> 福田恆存の言葉―処世術から宗教まで

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文春新書
福田恆存の言葉―処世術から宗教まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614455
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

戦後日本を代表する知識人〝最後の講演〟初の書籍化!

ゴマはうまくすれ
近代化に呑まれるな
エゴイズムを肯定しろ

世界一流だった陸軍、海軍がどうして戦争に負けたのか
人生はエゴとエゴとの賃借関係
理想家は現実世界に適応できない
日本では民主主義が運営できない
状況を読む深さで勝負は決まる
国家意識がない日本人
家族にも想像力、演出力が必要
アメリカの目的は敵の排除だけ
「愛」と「理解」は全く別問題
神様との付き合い方

戦後を代表する知識人である福田恆存は、近代化の弊害を問い続けた。
その思想のエッセンスが詰まった「伝説の名講演」を初の活字化!

保守派の知識人が問う「君たちはどう生きるか」ーー。

内容説明

ゴマをすって偉くなってなぜ悪い。世界一流だった陸軍、海軍がどうして戦争に負けたのか。日本では民主主義が運営できない―。戦後を代表する知識人である福田恆存は、近代化の弊害を問い続けた。その思想のエッセンスが詰まった「伝説の名講演」を初の活字化!

目次

第1章 処世の技術
第2章 近代化の逆説
第3章 状況を読む
第4章 精神の近代化
第5章 言葉という道具
第6章 己とは何か
第7章 強者と弱者
第8章 神は理解できるか

著者等紹介

福田恆存[フクダツネアリ]
1912(大正元)年、東京本郷に生れる。東京大学英文科卒業。中学教師、雑誌編集者、大学講師などを経て、戦後、文筆活動に入る。評論、翻訳、劇作、演出の他、チャタレイ裁判では特別弁護人を務め、自ら劇団「雲」(後に「昴」)を主宰。国語の新かな、略字化には生涯を通じて抗した。1956(昭和31)年、『ハムレット』の翻訳演出で芸術選奨文部大臣賞。1994(平成6)年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Tomoichi

20
全集を読破したくらい大好きな福田恆存の講演録。面白いのは当然として、新字体や現代仮名遣い反対派親分の本なのに「一生懸命」や「暗中模索」は無いと思うな。特に「模索」について常用漢字批判でも悪例として痛烈に批判していたのに。編集者は福田恆存の本をちゃんと読んだ?冒瀆です。2024/05/11

紙狸

17
2024年刊行。1976~77年に行った8回の連続講演を単行本化した。福田恆存といえば「人間・この劇的なるもの」が難解だったという記憶があったが、この本はもとが講演だけあって、語り口は平易だ。まず処世術から考えようというところから話を始めて、日本の近代化を論じ、最後は「信心」にまで至る。人間を見る基準は、立派な人かどうか、悪い人かどうかではなくて、「生産的であるか、非生産的であるか」だとしたほうがサバサバしていい、と言う。8回の講演を踏まえてこの言葉を読んだので、伝わるものがある。2025/05/10

バルジ

5
福田恆存の講演録。徹底的なまでの「個人主義」を唱える福田恆存のことばは今もなお心にグサグサと刺さる。ネオ漢語と日本の近代、処世訓とエゴイズムと内容は多岐に亘るが、通底するのは「個人」無き個人を嫌悪する姿である。実体のない抽象的な言葉を用いる「理解した」気になる個人。集団によりかかり「弱い」エゴイズムを振りかざす個人。個人なき個人の姿を福田恆存はのらりくらりとかわしつつ一撃を加えんとする。また「個人」の振る舞いとしてハエ取り紙を例にした「成り行き」の話は日本人論としても痛烈である。2024/10/06

ceskepivo

2
難しいことをさらっと明快に語っている。「自分くらい分かりにくいものはない。相手が自分を誤解しているということは、自分が自分を理解したいように相手が理解していないということにすぎないのではないか」は、思い当たる節がある。2024/03/24

yakka

1
この人の特徴なんだろうが、のらりくらりと喋る内容がそのまま活字にされていて苦痛だった。論点を明確にするために端折れるところは端折っても構わなかったのではないか? また「はじめに」もこんな内容ならば不要だ。適当なところをかいつまんでいるだけでなんら案内になっていない、あとがきのほうがはるかに水先案内になっている。2024/05/01

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