内容説明
原発を続けるということは、事故が起きる可能性を抱え続けることを意味する。福島第一原発事故では、その影響の大きさを私たちは思い知った。事故をひとたび起こせば取り返しのつかない事態を招くにもかかわらず、原発はなぜこうも優先されるのか。その理由を解き明かすには、歴史を俯瞰し、考えてみなければならない―。
目次
第1章 「復興」の現状は
第2章 原子力専門家の疑問
第3章 原発はなぜ始まったか
第4章 原子力ムラの人々
第5章 原発と核兵器
第6章 作られる新たな「安全神話」
第7章 原発ゼロで生きる方法
著者等紹介
青木美希[アオキミキ]
ジャーナリスト、作家。札幌市出身。1997年、北海タイムス入社。同紙の休刊にともない、1998年9月に北海道新聞入社。札幌での警察担当のときに北海道警裏金問題を手がける。2010年9月、全国紙に入社。東日本大震災では翌日から現場で取材した。現在も個人として取材活動を続けている。「道警裏金問題」取材班として菊池寛賞。同取材班と、のちの原発事故検証企画「プロメテウスの罠」、「手抜き除染」報道の両取材班で、新聞協会賞を3度受賞。初の単著『地図から消される街』(講談社現代新書)は福島第一原発事故の実情を描き、貧困ジャーナリズム大賞、日本医学ジャーナリスト協会賞特別賞、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞した。2023年から日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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