文春新書<br> 初めて語られた科学と生命と言語の秘密

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文春新書
初めて語られた科学と生命と言語の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 416p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614301
  • NDC分類 404
  • Cコード C0295

出版社内容情報

話者のひとりはカオス理論の確立者であり、複雑系科学の第一人者の数学者、物理学者の津田一郎。またもうひとりは、「編集工学」を掲げ、情報を生む世界観を追究してきた博覧強記の松岡正剛。1980年代初頭、新しい生命科学と数学が生まれつつある胎動に胸躍らせていた松岡氏は、津田氏と出会い、科学に物語性を接続するその才に触れ、心打たれたという。

それから数十年。ChatGPTをはじめとするAI技術や情報技術の進展、ゲノム解析を含む分子生物学や脳科学研究の進化により、「生命と情報」をめぐるボキャブラリーは増え、その起源と原理の解明への道筋は遥かに整いつつあるように見える。それでもまだ、何かが足りない。言語の秘密も明かされないままだ。これまでいったい科学は何を解き明かしてきたのか。はたして生命原理を解き明かす「神の方程式」はあるのか? ヒトの意識と自己の行方は――。

湯川秀樹、南部陽一郎らとも科学の最先端をめぐって議論を交わし、人文知と科学の知を架橋してきた松岡氏が、その「言葉」で、科学の諸ジャンルに通じた津田氏に丁々発止の質問を投げかける。切っ先鋭くもユーモア交え、「科学と生命と言語の秘密」に迫りゆく(ときに謎が深まりゆく)スリリングな対話が開幕。
岡潔×小林秀雄『人間の建設』の現代版がここに誕生!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第1章 カオスと複雑系の時代で
第2章 「情報」の起源
第3章 編集という方法
第4章 生命の物語を科学する
第5章 脳と情報
第6章 言語の秘密/科学の謎
第7章 「見えないもの」の数学
第8章 「逸れていくもの」への関心
第9章 意識は数式で書けるのか
第10章 集合知と共生の条件
第11章 神とデーモンと変分原理

内容説明

生命はなぜ情報を複製したのか?ヒトはなぜ自己と意識を持つのか?言語はなぜかくも分岐したのか?科学と物語はなぜ両立するのか?カオス×編集工学。まだ答えの出ない最高の難問に挑む!

目次

第1章 カオスと複雑系の時代で
第2章 「情報」の起源
第3章 編集という方法
第4章 生命の物語を科学する
第5章 脳と情報
第6章 言語の秘密/科学の謎
第7章 「見えないもの」の数学
第8章 「逸れていくもの」への関心
第9章 意識は数式で書けるのか
第10章 集合知と共生の条件
第11章 神とデーモンと変分原理

著者等紹介

松岡正剛[マツオカセイゴウ]
編集工学研究所所長、イシス編集学校校長、角川武蔵野ミュージアム館長。70年代にオブジェマガジン「遊」を創刊。80年代に「編集工学」を提唱し、編集工学研究所を創立。その後、日本文化、芸術、生命科学、システム工学など多方面におよぶ研究を情報文化技術に応用しメディアやイベントを多数プロデュース

津田一郎[ツダイチロウ]
数理科学者。専門は応用数学、計算論的神経科学、複雑系科学。大阪大学理学部物理学科卒業。京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻博士課程修了。理学博士。北海道大学大学院理学研究院数学部門教授などを経て、中部大学創発学術院院長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

100
理系でカオス理論の確立者にして複雑系科学者の第一人者の数学者で物理学者の津田さんと編集工学を提唱し、文系で日本文化、芸術、生命科学など多方面を精通しメディアなど多くをプロデュースしている松岡さんの対談。テーマは生命と情報が関与する「世界の発生と解釈」であり、生命はどのように発生したのだろうか?心はどこから発生したのか?理系で言うデーモン(マックスウェルの悪魔、ラプラスの悪魔など)と文系?のゴースト(集合的無意識、心など)を仮説を立て深く考察する書物です。答えが出ないテーマなので読了後もモヤモヤしちゃいます2024/11/06

Vakira

54
こんな題名を見ると読まずにいれない。果たして理科系と文科系思考の融合出来るのか?なんか凄い。数学、物理学、生物学、化学は繋がっているし、編集工学なんて学問もある。オオ~熱力学第二法則。すべての事象はエントロピーを増大に。秩序から無秩序へ。生命は負のエントロピーを食べている。生命の死はエントロピーの増大。生命はエントロピーを収縮する方へ活動する。無秩序から秩序あるものへとなる。シュレーディンガーさんの言っていた事を今頃思い出す。ちょっと専門的すぎ。理系の僕でもついて行けない。理解できないが内容が凄い事は判る2024/02/07

たまきら

46
松岡さんの「花鳥風月の科学」は長い間私の愛読書でした。「もっと知的に飢えたい」というこの人の様々な分野へ大胆に好奇心を広げる姿勢、常に見習ってきました。苦手な対談形式の本を楽しく読めたのも、この著者をリスペクトしているからなのかもしれません。やはり自分が好きな脳科学・美術・生物学への視点に惹かれてしまいますが、「見えないものの数学」ではパターン解析のアイデアをもらえてワクワクしています。やっぱりこの人すげえ。2024/03/16

チャーリブ

41
「理系的知」も「文系的知」も自在に駆使できる知の達人2人による丁々発止の対談。仰ぎ見ながら読みました🙄。残念ながら「理系的知」の部分はほぼスルーです。一番気になる「言語」と「脳」と「意識」の起源ですが、「物」と「心」の関係がかなり明らかになってきている印象。カオス理論がそのカギを握っている気配。面白かったのは、言語が元来「音」であったというところ。文字が発明されてもずっと人々は本を音読してきたわけですが、(内的発声を伴わない)黙読は情報収集優先の現代的現象といえるかもしれませんね。○2023/11/08

みこ

29
数学者と編集工学者が人文学と自然化学、いわば理系文系の垣根を超えた議論を繰り広げる対談集。正直内容は十分の一も理解できなかった気がするのでここに登録するのも憚られる。頭の良い二人がどんどん二人だけの世界で盛り上がっている感じ。文字に起こした人もちゃんと理解しているのだろうか。浅いところで感想を言えば、人間と他の動物との進化の違いは言語を持ったことだろう。コミュニケーションだけでなく思考を言語でまとめることができたからより知能が発達したのだろう。2023/12/12

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