出版社内容情報
ウクライナ戦争から500日が過ぎ、
いよいよウクライナの反転攻勢が始まった。
しかしロシア、ウクライナ双方が苦戦を強いられ、膠着する戦線。
戦争の終わりは見えず、2024年のロシア大統領選を見据えると、
もはや4年目への突入が現実となりつつあるという。
この「終わらない戦争」、そして世界秩序の行方は――。
『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書)に続くロシア・ウクライナ戦争の著者最新分析。
『ウクライナ戦争の200日』でも一つの核をなした高橋杉雄さんとの戦況分析を中心に、本戦争がもたらした日本人の戦争観や安全保障観の変化、終わらない戦争の終わらせ方などを語る。
内容説明
いよいよ始まったウクライナの反転攻勢。しかしロシア、ウクライナ双方が苦戦を強いられ、戦線は膠着している。戦争の終わりは見えず、2024年のロシア大統領選を見据えると、もはや4年目への突入が現実となりつつあるという。この「終わらない戦争」、そして世界秩序の行方は―。
目次
1 ウクライナ戦争を終わらせることはできるのか―×千々和泰明 二十世紀以降の主要な戦争終結をヒントにウクライナ戦争の「出口戦略」を考える
2 プーチンと習近平の急所はどこにあるのか?―×熊倉潤 戦争の長期化はプーチン政権に打撃を与えるのか。中露の権威主義体制を徹底解剖
3 ウクライナ戦争「超精密解説」―×高橋杉雄 焦点化するバフムトの戦い、プリゴジンの存在感、軍と政権の危うい関係
4 逆襲のウクライナ―×高橋杉雄 ロシアの兵力や攻撃能力は尽きたのか?ウクライナの反攻前夜の不穏な戦局
5 戦線は動くのか 反転攻勢のウクライナ、バイタリティ低下のプーチン―×高橋杉雄 二〇二三年六月に始まったウクライナの反攻。双方地を這うような戦いの行方は
6 戦争の四年目が見えてきた―×高橋杉雄 動かない戦線。「終わらない戦争」の停戦可能性、その後の国際秩序とは
著者等紹介
小泉悠[コイズミユウ]
1982年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。未来工学研究所特別研究員、外務省専門分析員、国立国会図書館非常勤調査員などを経て2019年から東京大学先端科学技術研究センター特任助教、2022年より専任講師。ロシアの軍事・安全保障が専門。2019年、『「帝国」ロシアの地政学―「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
よっち
楽
ta_chanko
羊山羊