文春新書<br> トッド人類史入門―西洋の没落

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トッド人類史入門―西洋の没落

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166613991
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

トッド理解の最良の入門書にして、主著『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』を読み解くための最適なガイド。政治学、経済学ではわからない現代の混迷(「西洋の没落」)を人類学が解き明かす。「世界」がそれまでとは違って見えてくる! 世界で物議を醸した仏フィガロ紙インタビュー「第三次世界大戦が始まった」も特別収録。

『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』
――「21世紀の人文書の古典だ」(佐藤優氏)
――「読めば読むほど味わい深い」(片山杜秀氏)

(内容)
1 日本から「家族」が消滅する日――「家族」の重視が少子化を招く E・トッド
2 ウクライナ戦争と西洋の没落――「露と独(欧州)の分断」こそが米国の狙いだ E・トッド+片山杜秀+佐藤優
3 トッドと日本人と人類の謎――「西洋人」は「未開人」である 片山杜秀+佐藤優
4 水戸で世界と日本を考える――日本に恋してしまった E・トッド
5 第三次世界大戦が始まった――弱体化する米国が同盟国への支配を強めている E・トッド

●エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)
1951年生。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に"予言"。著書に『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)、『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』『シャルリとは誰か?』『問題は英国ではない、EUなのだ』『老人支配国家 日本の危機』『第三次世界大戦はもう始まっている』(いずれも文春新書)『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』(文藝春秋)など。
●片山杜秀(かたやま もりひで)
1963年宮城県生。思想史研究者・慶應義塾大学教授。著書に『未完のファシズム』『尊皇攘夷』『11人の考える日本人』など。
●佐藤優(さとう まさる)
1960年東京都生。作家・元外務省主任分析官。著書に『国家の罠』『自壊する帝国』『宗教改革の物語』『佐藤優の集中講義 民族問題』など。

内容説明

トッド理解の最良の入門書にして、主著『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』を読み解くための最適なガイド。政治学、経済学ではわからない現代の混迷(「西洋の没落」)を人類学が解き明かす。「世界」がそれまでとは違って見えてくる!

目次

1 日本から「家族」が消滅する日 E・トッド―「家族」の重視が少子化を招く
2 ウクライナ戦争と西洋の没落 E・トッド+片山杜秀+佐藤優―「露と独(欧州)の分断」こそが米国の狙いだ
3 トッドと日本人と人類の謎 片山杜秀+佐藤優―「西洋人」は「未開人」である
4 水戸で世界と日本を考える E・トッド―日本に恋してしまった
5 第三次世界大戦が始まった E・トッド―弱体化する米国が同盟国への支配を強めている

著者等紹介

トッド,エマニュエル[トッド,エマニュエル] [Todd,Emmanuel]
1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に“予言”

片山杜秀[カタヤマモリヒデ]
1963年宮城県生まれ。思想史研究者・慶應義塾大学教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

124
トッド氏の近著「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」を踏まえ、刺激の強い3人が語り合うと暴走は止まらず、面白すぎる。ハラリ的言説が支配的な今の世界で、ロシアの行動の合理性を認めるトッド氏は異彩を放つ。英米型個人主義が限界に達した中で、道徳的保守主義に基づくプーチン氏の多極的世界観を評価し、汚職に塗れ腐敗した破綻国家であるウクライナを武装化させた米英を批判する。人口学者・家族人類学者としての高い業績に比して、「トッドの書物は歴史や政治の構造分析になると一挙に精彩を失ってしまう」(山内昌之先生)なのか?2023/06/08

アキ

123
そもそも新書とはそれ自体で完結する本ではなく、学術書を読破するための入り口としての役割をもつものらしい。その意味でエマニュエル・トッドの「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」の副読本になっている。復習にちょうど良い。家族システムは、核家族→直系家族→共同体家族という形で進化し、英米の核家族社会は創造的破壊を得意とするのに対し、日独の直系家族社会は世代継承を得意とするが、硬直化という欠点がある。「第三次世界大戦はもう始まっている」は母国フランスより先に日本で出版しすでに10万部に達している。今度読もう。2023/04/30

パトラッシュ

117
トッドは『我々はどこから来て…』で核家族化した英米が世界発展の先頭を走ってきたが、ロシアや中国など世界の7割は共同体家族社会下にあるとする。ウクライナ戦争は個人至上主義の米欧日連合に対する伝統的家族観側の聖戦であるとのプーチンの主張に理解を示し、人類学的な価値観の衝突という事実上の第三次世界大戦が始まっていると言い切る。いわば先行利益を貪る西側に対し、食い荒らされる側の恨みが爆発したと捉えているのだ。ポリコレやLGBTQなど己の価値観を他人に強要して憚らぬ欧米の現況を見る限り、一定の説得力を感じてしまう。2023/09/17

ケイ

100
読メ内でオーディブル版が見つからず、こちらで登録。ウクライナと戦闘が始まる前のプーチンの演説を、話者がプーチンと知らずに聞けば、それなりに納得できる内容だとの佐藤氏とトッドの見解。聞いて(読んで)確かめようとは思わないが、ある事実を述べる際に視点を一方向に定め、その中で論理的展開がなされれば、説得力をもつ演説は可能だろう。この本はトッドについて片山と佐藤とが語る内容も多く、偏っている印象を持つ。ジュンパ・ラヒリ対トッドの見方は面白い。ラヒリは今のイスラエルのガザ攻撃についてどう思うのか聞いてみたい。2023/10/31

ta_chanko

40
家族類型から見ると、自由民主主義は人類普遍の原理ではなく、原始的な核家族構造をもつ米英(アングロサクソン)の行動原理。新自由主義の行き過ぎにより、直系家族の日独や共同体家族の中露などとの行動・思想的な乖離が大きくなっている。ウクライナ戦争では、アメリカはドイツの弱体化を目論んでいる。アメリカのGDPは金融・保険・訴訟・医療などで必要以上に嵩上げされていて、真の生産力を表していない。戦争ではリアルな生産力が物を言う。ロシア経済は意外と強靭。制裁に加わらない国も多い。 2023/05/04

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