出版社内容情報
資産を巡るバトルでも相続税対策でもない。
親が遺した「いらない不動産」に悩まされる新・相続問題が多発!
戦後三世代が経過していく中、不動産に対する価値観が激変。
これまでは相続財産の中でも価値が高いはずだった不動産が、
誰も住む予定がなく、借り手も買い手も現れない「負動産」に。
団塊世代が後期高齢者に突入した今、「いらない相続」は他人事ではないのです。
戸建て住宅やマンション、別荘、都市農地、山林など、
不動産のプロが、「負の相続」にならないための解決策を提言!
【目次】
まえがき 「いらない相続」はあなたにも降りかかる
第1章 激増する「いらない相続」
相続の現状とこれから/「普通の家族」が「いらない相続」に悩まされる/団塊世代の後期高齢者入りは相続激増の号砲/一次相続、夫が残した余計な家で途方に暮れる妻たち/これから増える二次相続課税世帯の憂鬱/「老老相続」~偏在する高齢者財産と受け取れない子供/相続登記義務化がもたらす悪夢/都市農地の相続で路頭に迷う深刻な事情/税がかからなくとも悩ましい相続
第2章 相続対策が不動産問題を生む
少子高齢化の日本で貸家が増える不思議/アパート投資による相続対策が続くわけ/タワマンが相続対策になる理由/需要のなくなる相続後のアパートを待つ未来/相続後に襲いかかるローン返済地獄/「売ってなんぼ」の相続対策の罠/相続対策の対策というイタチごっこ/相続対策が支える不動産膨張マーケット
第3章 いらない不動産
どうにもならない地方の実家/郊外ニュータウン一戸建て住宅相続/老朽化マンションという置き土産/どうするのか、使わなくなった別荘、リゾマン/中小ビル相続の困った問題
もらって困る非上場株式/シャッター通り商店街相続でおこること/親も知らない山林相続
超高級住宅地相続の恐怖/遺言でもらった不動産
第4章 おひとりさまの相続
配偶者も子もいないおひとりさまの相続/おひとりさまの相続人は誰?
おひとりさま資産をめぐるトラブル/おひとりさま相続対策
第5章 「負の相続」にならないために
絶対にやるべき親子会議/家族信託のメリット・デメリット/資産になる不動産、ならない不動産を見極める/空き家の価値を上げる方法/知っておきたい空き家売却の基礎知識/いらない土地は国庫に帰属させられるようになる?
第6章 相続をどうすればよいのか
世界最高水準のニッポンの相続税/縮小、撤退戦略を迫られるニッポンにおける相続/財産移転の早期化が日本を活性化する/不動産評価のあり方を考える/デジタル相続の可能性/相続税を100%にすると?/土地は国のものにすればすべてが解決する/国土の絵図を描きなおそう
内容説明
相続問題というと、かつては資産を巡る「争族」問題だった。しかし、戦後三世代が経過し、価値が高いはずの不動産を相続した子供が、その取り扱いに苦しむという、「普通の家族」が「いらない相続」に悩まされる新・相続問題が多発。不動産価値観の激変に伴い、「空き家化」していく「負動産」の実態とは。
目次
まえがき 「いらない相続」はあなたにも降りかかる
第1章 激増する「いらない相続」
第2章 相続対策が不動産問題を生む
第3章 いらない不動産
第4章 おひとりさまの相続
第5章 「負の相続」にならないために
第6章 相続をどうすればよいのか
あとがき 相続が語る人生と未来とは
著者等紹介
牧野知弘[マキノトモヒロ]
不動産事業プロデューサー。経済・社会問題評論家。オラガ総研代表取締役。東京大学経済学部卒。第一勧業銀行(現・みずほ銀行)、ボストンコンサルティンググループを経て、三井不動産に勤務。その後日本コマーシャル投資法人執行役員としてJ‐REIT(不動産投資信託)市場上場を経験後、2009年に独立。現在は、不動産などのアドバイザリーのほか、不動産事業プロデューサーとして企画立案、市場調査、講演活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kawa
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