文春新書<br> 負動産地獄―その相続は重荷です

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文春新書
負動産地獄―その相続は重荷です

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166613984
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0295

出版社内容情報

資産を巡るバトルでも相続税対策でもない。
親が遺した「いらない不動産」に悩まされる新・相続問題が多発!

戦後三世代が経過していく中、不動産に対する価値観が激変。
これまでは相続財産の中でも価値が高いはずだった不動産が、
誰も住む予定がなく、借り手も買い手も現れない「負動産」に。

団塊世代が後期高齢者に突入した今、「いらない相続」は他人事ではないのです。

戸建て住宅やマンション、別荘、都市農地、山林など、
不動産のプロが、「負の相続」にならないための解決策を提言!

【目次】
まえがき 「いらない相続」はあなたにも降りかかる

第1章 激増する「いらない相続」

相続の現状とこれから/「普通の家族」が「いらない相続」に悩まされる/団塊世代の後期高齢者入りは相続激増の号砲/一次相続、夫が残した余計な家で途方に暮れる妻たち/これから増える二次相続課税世帯の憂鬱/「老老相続」~偏在する高齢者財産と受け取れない子供/相続登記義務化がもたらす悪夢/都市農地の相続で路頭に迷う深刻な事情/税がかからなくとも悩ましい相続

第2章 相続対策が不動産問題を生む

少子高齢化の日本で貸家が増える不思議/アパート投資による相続対策が続くわけ/タワマンが相続対策になる理由/需要のなくなる相続後のアパートを待つ未来/相続後に襲いかかるローン返済地獄/「売ってなんぼ」の相続対策の罠/相続対策の対策というイタチごっこ/相続対策が支える不動産膨張マーケット

第3章 いらない不動産

どうにもならない地方の実家/郊外ニュータウン一戸建て住宅相続/老朽化マンションという置き土産/どうするのか、使わなくなった別荘、リゾマン/中小ビル相続の困った問題
もらって困る非上場株式/シャッター通り商店街相続でおこること/親も知らない山林相続
超高級住宅地相続の恐怖/遺言でもらった不動産

第4章 おひとりさまの相続

配偶者も子もいないおひとりさまの相続/おひとりさまの相続人は誰?
おひとりさま資産をめぐるトラブル/おひとりさま相続対策

第5章 「負の相続」にならないために
 
絶対にやるべき親子会議/家族信託のメリット・デメリット/資産になる不動産、ならない不動産を見極める/空き家の価値を上げる方法/知っておきたい空き家売却の基礎知識/いらない土地は国庫に帰属させられるようになる?

第6章 相続をどうすればよいのか
  
世界最高水準のニッポンの相続税/縮小、撤退戦略を迫られるニッポンにおける相続/財産移転の早期化が日本を活性化する/不動産評価のあり方を考える/デジタル相続の可能性/相続税を100%にすると?/土地は国のものにすればすべてが解決する/国土の絵図を描きなおそう

内容説明

相続問題というと、かつては資産を巡る「争族」問題だった。しかし、戦後三世代が経過し、価値が高いはずの不動産を相続した子供が、その取り扱いに苦しむという、「普通の家族」が「いらない相続」に悩まされる新・相続問題が多発。不動産価値観の激変に伴い、「空き家化」していく「負動産」の実態とは。

目次

まえがき 「いらない相続」はあなたにも降りかかる
第1章 激増する「いらない相続」
第2章 相続対策が不動産問題を生む
第3章 いらない不動産
第4章 おひとりさまの相続
第5章 「負の相続」にならないために
第6章 相続をどうすればよいのか
あとがき 相続が語る人生と未来とは

著者等紹介

牧野知弘[マキノトモヒロ]
不動産事業プロデューサー。経済・社会問題評論家。オラガ総研代表取締役。東京大学経済学部卒。第一勧業銀行(現・みずほ銀行)、ボストンコンサルティンググループを経て、三井不動産に勤務。その後日本コマーシャル投資法人執行役員としてJ‐REIT(不動産投資信託)市場上場を経験後、2009年に独立。現在は、不動産などのアドバイザリーのほか、不動産事業プロデューサーとして企画立案、市場調査、講演活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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大阪魂

38
多死大量相続時代、田舎の使われへん実家が相続されたり、金持ちは節税のためタワマン購入とか賃貸アパート建設に狂奔してたりするけど、それも特に地方での人口減少によるマーケット縮小とか、施設の老朽化の中、不動産とか節税のためのローンの相続がむっちゃ大変になってるってことを解説してくれはった本!被相続人に配偶者がいるときと配偶者がなくなったときの控除額に大差は知らんかった💦今の日本の相続税は厳しすぎやし、次世代に早めに贈与させるよう、それを後押しする制度にすべきやってゆーのはなるほど思った!2025/04/23

kawa

36
これから不動産を相続させる人と相続する人、どなたが読んでも損なし良書。地方の実家、ニュータウン、老朽マンション、別荘・リゾマン、中小ビル、シャッター通り商店、山林、売れない高級住宅地、おひとりさま相続と、様々な条件の中で今まで考えられなかった問題が…。昭和・平成の持っていれば価値あり感覚では痛い目、売るに売れない不動産が大量発生しているという。我が家は借地で建物のみ所有。子供2人はそこに住む気は全くないので、自分の世代で将来に手を打っておかねば…と、常日頃の思いを再確認。著者は不動産事業プロデューサー。2023/07/30

ばんだねいっぺい

32
生産緑地は、不勉強だったので、わってなった。粗製乱造されたマンション。時代遅れの硬直した法制度。国民生活が金銭的に破綻した先には、国家の破綻が待つばかりなので、ゆでガエルになる前に、マジで対策しないと八方塞がりだ。2023/07/06

niisun

29
昨年父が亡くなり、まさに“負動産”という名が相応しい資産が遺されました。使わない、使えない、売れない不動産を如何に扱うか。一応、まちづくりコンサルタントの端くれなので、土地建物に関する税制や開発に係る法規制など、多少の知恵は持っているつもりなので、以前から色々対策を施していますが、どうにもならない資産というのはあるもので、これらを子どもの負担にならないように、自分の代で何とかしようと思っています。本書巻末に相続税100%&贈与税フリーといった興味深い制度改革案も示されていますが、実現は難しいでしょうね。2023/03/28

ゴールドまであと938日

20
実生活に役に立つ。相続や社会生活で、こういう知識や考え方があれば、不動産に関する知識や考え方にプラスになり、大変有効である。実務上の経験を踏まえ、様々に起こりうる諸問題へ対応の仕方、相続は、それまで何の問題もなかった家族に大きな影響を与え、憎しみや争いを起こさせることがある。人g年の哀しさを思わせる出来事だ、それは別の問題として、社会生活上、この種のことは、こういう本から意識の喚起を図るのにちょうどいい本である。不動産の管理の仕方、非常に大事である。2023/08/18

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