文春新書<br> 検証 安倍政権―保守とリアリズムの政治

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文春新書
検証 安倍政権―保守とリアリズムの政治

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  • サイズ 新書判/ページ数 388p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166613465
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

今も日本の政治に多大な影響力を及ぼしている「安倍政治」。キーパーソン50人以上への徹底ヒアリングで明らかになった政権の内幕。

内容説明

アベノミクス、選挙での圧勝、戦後70年談話、さまざまなスキャンダル、憲法改正をめぐる騒動、TPP…。7年8ヵ月という例をみない長期政権は何をやろうとし、何を残したのか?安倍元首相をはじめ、政権当事者に対する徹底インタビューを軸に、第一線の研究者がその内幕に鋭く迫る。

目次

序論 長期安定政権になったのはなぜか(中北浩爾)
第1章 アベノミクス―首相に支配された財務省と日本銀行(上川龍之進)
第2章 選挙・世論対策―若年層を取り込んだ「静かなる革命」(境家史郎)
第3章 官邸主導―強力で安定したリーダーシップの条件(中北浩爾)
第4章 外交・安全保障―戦略性の追求(神保謙)
第5章 TPP・通商―世界でも有数のFTA国家に(寺田貴)
第6章 歴史問題―貫徹されたリアリズム(熊谷奈緒子)
第7章 与党統制―「首相支配」の浸透(竹中治堅)
第8章 女性政策―巧みなアジェンダ設定(辻由希)
第9章 憲法改正―なぜ実現できなかったのか(ケネス・盛・マッケルウェイン)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

15
【概要】安倍政権下の意思決定のプロセスを政治家、官僚のインタビューを通じて明らかにする。【感想】政策の是非よりも意思決定のプロセスに焦点を当てている。政治改革の成果による首相の制度上の指導力の強化とともに、周囲に政策の調整と実行を担った政治家、官僚を揃えた。意に添った政策の実施が選挙の勝利に繋がり、選挙で勝つことで党内の求心力が強まる。高い求心力が政策の調整に有利に働く。一強体制を生んだのは制度の裏付け以上に実務を担う政治家、官僚を主要ポストに据えたことが大きい。2022/06/21

ドラマチックガス

11
大ボリューム。とても勉強になった。一方であまりに安倍政権に都合の良い書き方ばかりでそこには違和感。別にどちらかに与することが悪いとは思わないし、中立なんてありえないとも思っている。ただ、この本はイデオロギーにとらわれず冷静に批判するというスタンスを謳っている。その割にはという思いが強い。いきあたりばったりを「リアリズム」とはいわんでしょ。何より、安倍政権一番の問題と思っている手続き論を崩壊させたこと、話し合いを拒否し民主主義を愚弄したことに対して一切触れていないのは、さすがにダメでは。2022/02/28

とある本棚

7
毀誉褒貶の激しい安倍政権の成果を冷静に振り返るには良い本。選挙対策・安全保障・女性政策あたりが面白かった。特に女性政策の章は大変勉強になった。保守派を支持母体に持つ安倍氏にとって女性政策は扱いにくいにも関わらず、巧みなアジェンダセッティングで保守派の不満を和らげつつ、国民の支持を取り付けたことがよく分かった。本書の価値を減じるものではないものの、全編を通じ安倍政権の「成果」に着目するあまり、その強引な手法や課題についての記述が薄いようにも思われ、その辺りはもう少し言及があってもよかったのではと思う。2022/03/01

バルジ

6
良書。憲政史上最長の政権となった第二次安倍政権をその「統治術」に着目し内政から外交、憲法改正までを論ずる。本書に通底するのは副題の通り「保守」という理念をいかに現実と照合しリアリスティックに政治課題を処理したかである。90年代以降の統治機構改革は必ずしもその統治主体の成功を裏付けない。却って政治家・官僚等複数の政治アクターを統合運用するため「統治術」が重要性を持つ。本書でも明らかなように安倍政権はこの点、チーム官邸で卓越した術を発揮し数々の政治課題を処理した。戦略的な内外政は課題を残しながらも評価に値する2022/11/30

Roy

5
安倍晋三元首相が暗殺されたことに衝撃を受け、あらためて安倍政権とは何だったのかを学ぶため購入。政権の後半はモリ・かけ・桜の件で政権運営に支障を来していたが、外交・安全保障を中心に残したレガシーは大きい。特にTPP加盟とアメリカ離脱後のリーダーシップはその内幕も含めて見事な成果を挙げたのではないかと思う。アベノミクスに関しては、震災後の株価の低迷を持ち上げたことは良くとも、全体として「やってる感」を出していた感覚は拭えない。総じて安倍元首相は右派でありながら現実的な政治を実施してきた稀有な政治家だと感じた。2022/08/11

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