文春新書<br> グリーン・ジャイアント―脱炭素ビジネスが世界経済を動かす

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文春新書
グリーン・ジャイアント―脱炭素ビジネスが世界経済を動かす

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166613274
  • NDC分類 519.3
  • Cコード C0233

出版社内容情報

時代の転換点は、すでに静かにやってきている――。

2020年10月7日、かつて全世界の企業でもトップを誇ってきた石油資本エクソン・モービルの時価総額が抜き去られた。
エクソンをエネルギー界の王座から追い落とした企業の名はネクステラ。米国でも誰も知らないような、フロリダの地方電力会社だ。だが彼らは風力発電、太陽光発電のシェアで全米をひそかに席巻し、この10年でその株価は5倍にもなっていたのだ。

もはや再生エネルギーはファッションではない。20世紀の象徴たる石油を抜き去り、再エネこそが21世紀のビジネスの主戦場となったことが、ここに明らかになったのである。
新時代の再エネの巨人「グリーン・ジャイアント」たちは、すでにカーボンニュートラルの世界での覇権をめぐって激しい競争を繰り広げているのだ。

本書では、日本の各業界、政府が内心わかっていながら目を背けてきた「世界の再エネビジネスの最前線」を、米国からあますところなくレポートする。

ネクステラ、エネル(伊)、イベルドローラ(西)といった知られざるグリーン・ジャイアントたちの成長戦略とは。
炭素税導入で先を争う欧州各国。
世界最大のCO2排出国ながら、風力・太陽光にも巨大投資を行う中国。
デンマークの洋上に林立する巨大風力発電の風車。
CO2排出案件からの撤退「ダイベストメント」を叫ぶ投資家たち。
GAFAMもカーボンニュートラルを宣言。
「植物肉」で牛肉を減らし、「牛のゲップの温室効果」を止める。
ビル・ゲイツが建設する次世代原発「ナトリウム原発」とは。

京都議定書の「Kyoto」が環境の代名詞だった時代は過去のものとなり、気づけばCO2削減ビジネスの潮流に乗り遅れていた日本。グリーン・ジャイアントに支配される新世界でカーボンニュートラルを達成するために、われわれはエネルギーと、そして原発とどう向き合えばいいのか!?
ここまでトータルに現在の世界のエネルギーを論じた本はかつてなかった。気鋭の記者が渾身で書き下ろす警世の書!

内容説明

エクソン石油の時価総額を、無名の再エネ企業が抜き去った―。彼ら「グリーン・ジャイアント」はいかに台頭してきたのか?気候変動対策はもはや、ファッションではない。カーボンニュートラルを制する者が世界経済を制するのだ。気鋭の在米記者が世界の環境ビジネスの最前線、そして出遅れる日本の現状を斬る!

目次

第1章 カーボンニュートラル狂騒曲
第2章 グリーン・ジャイアント
第3章 気候変動とマネー
第4章 テスラとトヨタ
第5章 気候変動とイノベーション
第6章 Z世代と資本主義の「次」
第7章 日本に残された勝ち筋

著者等紹介

森川潤[モリカワジュン]
NewsPicks副編集長、ニューヨーク支局長。1981年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。トロント大学留学、京都大学文学部卒業後、産経新聞社入社。2009年東京本社経済本部。2011年週刊ダイヤモンド編集部へ。エネルギー業界を担当する。2016年NewsPicksに参画。ニューヨークで経済、テクノロジー、カルチャーの最前線を追うとともに、Quartz Japanを立ち上げ、創刊編集長に。動画記事も多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rico

105
COP26で(予想通り)また化石賞を受賞した日本。気温上昇を1.5度以内に抑え、この危機を乗り切るために人類一丸となって、というトレンドに乗り遅れた体たらく・・・なんてナイーブなお話ではなくて、これは経済戦争。国の存亡をかけた熾烈なバトル。気候変動を何とかしなければ人類は存続できないのは確かだが、それをチャンスとして自組織を利するルールで世界を動かそうとしている集団に対し、日本はほぼ無防備に見える。逆転のチャンスはあるのか?どちらに進むにせよ原発の「落とし前」をつけるべき、という主張には100%賛同。2021/12/03

TATA

47
カーボンニュートラルというバズワードの下、東奔西走する世界。今の現在地ってどこだってということを見失いそうになる状況。そんな業界のアレコレについて非常に良く纏まってて、網羅性もある内容でした。今の日本の取り組むべき課題、できていないことをしっかりと述べる。だけど決して悲観的にならない結論付け。とは言え、日進月歩のこの業界、数年後に読むともう時代遅れの内容になるんだろうな。2022/03/23

Nobu A

25
森川潤著書初読。21年初版、翌年第4刷。グローバル化が刻々と進展する現在、宇宙開発の覇権争いと同様に国際ルールの中で脱炭素ビジネスが加熱。日本の変遷、世界の潮流、「グリーン・ジャイアント」の台頭の裏側と纏綿する様々な要因と動向を俯瞰出来る本著。NewsPicks NY支局長の研究の賜物。エネルギー、モノ、ヒトの三位一体で現状を詳かにし、勉強になった。同時に、福島原発事故後、ビジョンなき弥縫策で進む日本の現状を憂う。まあ、他国の問題点には触れていないから日本の難点が特に浮き彫りになったが、それにしてもだよ。2023/04/30

ロデタ

23
図書館本。日本は遅れているんだろうなとは思っていたが、この本を読んで本当に遅れているということがよく分かった。グリーンジャイアント的な日本企業が出てきてくれると良いんだけど。2021/11/21

てつJapan

21
NewsPicksっぽい本。色々な企業が紹介されており勉強にはなりますが、個々のトピックスに対して分析が深いわけではないのかな?とは思います。2021年9月刊で、エネルギーをめぐる現状は急速に変わっているため、読むなら早いほうが良い本か。2022/06/06

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