出版社内容情報
「欲無ければ一切足り、求むるあれば萬事窮す」良寛。元首相の著者が、自らを育んだ名言をエッセイと直筆の水墨画とともに紹介する。
内容説明
岐路に立った時、思い出したくなる名句―政治家を引退後、アーティストの道を歩む八十三歳の著者が、自分の人生の指針となった章句を選び紹介する。人生をより豊かにするための助けになる一冊。
目次
生き方について(明日あるまじく候;腹六分で老いを忘れ、腹四分で神に近づく ほか)
意志について(酣宴爛酔の余といえども、一坐の工夫なければ眠らず;古人刻苦光明必盛大也(古人刻苦 光明必ず盛大なり) ほか)
情について(政を為すの著眼は、情の一字に在り;正道を踏み、国を以て斃るるの精神なくば、外国交際は全かるべからず ほか)
教養について(もし無人島に配流の身になったらどんな書物を携えていくか;教養とは思いやり ほか)
理想について(寄せて在り芙蓉第一峯;その国がどんな法律をもっているかよりは、その国がどんな詩と歌とをもっているかの方が私にすれば重大なことだ ほか)
著者等紹介
細川護煕[ホソカワモリヒロ]
1938年東京都生まれ。上智大学卒。1963年、朝日新聞社入社。記者を経て、1971年、参議院議員。1983年、熊本県知事。1992年、日本新党を結党、同年参議院議員として国政に復帰。翌年、衆議院議員、第79代内閣総理大臣となる。1998年、60歳で政界を引退後、作陶・書・水墨画・油絵・漆芸などを手がけ、アーティストとして活動中。公益財団法人永青文庫理事長、公益財団法人鎮守の森のプロジェクト理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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