文春新書<br> 経理から見た日本陸軍

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文春新書
経理から見た日本陸軍

  • 本間 正人【著】
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  • 文藝春秋(2021/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 349p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166613120
  • NDC分類 396.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

予算決定や兵器の調達、兵士たちの食生活、唯一の憩いであった酒への並々ならぬ執念、お財布事情など、知られざるエピソードを紹介。

内容説明

軍隊のなかで物と金を握っていたのが経理局(部)だ。本書は、陸軍という大組織を裏方として支えた陸軍経理部将校たちの活躍に焦点をあてたものである。予算や兵器の通達、衣食住、給与事情など、さまざまな側面から兵士たちの生活を紹介する。

目次

第1章 軍隊も予算がないと動けなかった
第2章 経理から見た軍隊生活
第3章 補給品を確保せよ!!
第4章 軍需品の価格はどう決まっていたのか
第5章 陸軍経理部の歴史
第6章 陸軍にもあった経理上の不正

著者等紹介

本間正人[ホンママサト]
秀明大学総合経営学部准教授、元防衛事務官。1969年生まれ。福島大学卒業。1997年、防衛庁入庁。主に調達関係畑を歩き、旧管理局原価計算部(現・防衛装備庁)に15年間在籍した。その間、原価計算を用いた予定価格の算定方式について、企業会計の原価計算と異なることに疑問を抱き、そのルーツや差異の原因を調べ始める。埼玉大学大学院経済科学研究科博士後期課程に入学し、博士論文「軍需品と原価計算―軍需品の調達価格計算に用いられた原価計算の発展過程―」で博士(経済学)を取得。海上自衛隊下総航空基地隊経理隊の出納班長を経て、2021年4月から現職。軍事史学会、日本会計研究学会、日本会計史学会、日本原価計算研究学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

97
戦争と聞くと行軍や戦闘シーンばかり連想するが、兵士の武器や給与、衣食住に輸送など途中の過程がすっぽり抜け落ちている。軍隊の維持には膨大なモノとカネの流れが不可欠であり、予算要求や執行の実務を担った非戦闘職の経理担当将校は旧日本陸軍の命運を握っていたのだ。防衛装備庁で装備品調達に携わった著者は、同じ仕事を陸軍がいかに行ってきたかを詳細に調べていく。関特演を筆頭とした無駄遣いや将兵の給与格差、献立の苦心に酒保用品の確保、兵器調達の原価計算など戦争文学や研究書には出てこない話ばかりで、戦争を見る目を変える本だ。2021/07/28

yamatoshiuruhashi

56
よく帝国陸海軍も官僚組織であったと言われる。国家の組織出る以上は官僚組織となるのは当たり前である。軍事行動も金がないと全くできないというのも当たり前である。当たり前であるが、それを事実として明確にし、帝国陸軍の実態を解き明かす本書は非常に解り易かった。軍事的知識がなくても、商売人としての金銭の動きから見えてくるものもある。軍という組織は、本当に様々な人を必要としたのだと納得。2021/07/12

nnpusnsn1945

50
陸軍経理部について解説されている。まとまった本ではないものの、ちゃんと経理部の沿革や手当て、価格計算等真面目な部分もある。兵器価格の話で、生物・化学兵器といった陸軍の暗黒面も言及あり。酒のトラブルやパイン缶をめぐり会社が陸軍を手こずらせた話とかもいい。茶碗蒸しの缶詰を爆発させたり、芸者のブロマイドを前線の缶詰にオマケにしたり、抹茶を手に入れるために書類を偽造した一幕も。面白話だけ読んでても良著と言える。現地自活や食事のメニューの記載あり。アジ歴から参考文献は読めるので気になったら検索すると良い。2021/05/23

kk

20
旧陸軍における会計経理、物資調達、給与制度、装備品取得や原価計算の実態について概説。軍隊維持・管理の実務面に光を当てる、一般向けの新書としては珍しい一冊。関東軍特殊演習の経理面での顛末のエピソード等、特に興味を惹かれました。他方、あまりにも実務的過ぎて、なんだか仕事関係の資料を読んでいるような気分になってしまいました。2021/07/13

NoControl

11
軍隊を動かすのにも、武器やら食糧やら給金やら金がかかり、それがどれだけのものか細かい事例込で色々解説があり面白い。15年戦争でつぎ込んだ戦費が現在の貨幣価値で2000兆円という情報だけでも、如何に当時の日本が限界を超えて戦争していたかが伝わってくる。2021/07/18

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